こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「最近、物忘れが増えた」「集中力が続かない」と感じていませんか?
もしかすると、それは スマホ認知症 のサインかもしれません。
スマホ認知症とは、スマートフォンの使いすぎによって脳が疲れ、一時的に記憶力や集中力が低下する状態のことです。正式な病名ではありませんが、現代社会で増えている新しい健康リスクとして注目されています。

一見、一般的な認知症と似ていますが「原因」と「進行性」が異なります。
一般的な認知症:加齢や脳の病気によって神経細胞が壊れ、進行していく病気
スマホ認知症:スマホの長時間利用による脳疲労が原因で、一時的に症状が出る
つまり、認知症は「脳の病気」であるのに対し、スマホ認知症は「脳の疲れ」による一時的なものです。

以下の項目にいくつ当てはまりますか?
〇約束をよく忘れる
〇漢字や簡単な計算が苦手になった
〇寝る直前までスマホを使っている
〇通知が鳴っていないのに音や振動を感じる
〇スマホがないと不安になる
3つ以上当てはまる場合は、スマホ認知症のリスクが高まっている可能性があります。

スマホ認知症を引き起こす主な原因は次の3つです。
SNSやニュース、動画など大量の情報を処理することで、脳がオーバーヒートしやすくなります。
スマホ画面から発せられるブルーライトは睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げ、睡眠の質を下げます。
対面での会話は脳を活性化させますが、スマホ中心の生活では刺激が減り、認知機能の低下につながります。

スマホ認知症の症状
スマホ認知症では次のような症状が現れることがあります。
記憶力の低下:約束を忘れる、思い出せない
集中力・やる気の低下:本や勉強に集中できない
思考力の低下:簡単な作業に時間がかかる
コミュニケーション力の低下:言葉が出にくい、誤解が増える
自制心の低下:イライラしやすく、スマホ依存に陥る
免疫力の低下:睡眠不足から体調を崩しやすい

スマホ認知症は生活習慣を整えることで予防できます。
意識的に「デジタルデトックス」を取り入れ、脳を休ませましょう。
就寝1時間前はスマホを手放し、睡眠の質を高めることが大切です。
家族や友人との会話は脳に良い刺激を与え、認知機能の低下を防ぎます。
まとめ
スマホ認知症は、便利なスマホの使いすぎによって脳が疲れ、記憶力や集中力が低下する状態です。
放置すると、睡眠障害や体調不良、将来的な認知症リスクにつながることもあります。
「少し物忘れが増えたかな?」と思ったら、スマホとの付き合い方を見直すチャンスです。
今日からできる予防法を取り入れ、脳と体を健康に保ちましょう。
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