このたび、当クリニックは令和5年10月17日に開院し、本日で2周年を迎えることができました。
これもひとえに、地域の皆さま、そして日々支えてくださる多くの方々のおかげと、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
開院以来、「丁寧に話を聞き、安心して相談できる脳神経外科」を目指してまいりました。
頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、身近だけれど不安の大きい症状に対して、
できる限り専門的でわかりやすい医療を提供できるよう努めております。
これからも、地域の皆さまが「ここに来てよかった」と思っていただけるクリニックであるよう、
スタッフ一同、丁寧な診療と温かい対応を大切にしてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年10月17日
しろうず脳神経外科
院長 白水 寛理
こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は天気やストレスなどさまざまな要因で起こりますが、食べ物がきっかけになることもあります。
「食べたあとに頭痛が出やすい」など心当たりがある方は、普段の食事を少し意識することで症状の予防につながることがあります。

人によって違いはありますが、次の食品がきっかけになることが知られています。
・チョコレート(カカオ成分による作用)
・赤ワイン・アルコール(血管を広げる作用)
・チーズなどの熟成食品(チラミンという物質を含む)
・加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)(保存料の影響)
・インスタント食品やスナック菓子(うま味調味料=MSG など)
👉 「必ず片頭痛になる」というわけではありません。自分にとっての“引き金”を知ることが大切です。
研究では、次のような栄養素を含む食品が片頭痛の予防に役立つ可能性があるとされています。
・マグネシウムを含む食品(ナッツ、ほうれん草、大豆製品)
・ビタミンB2を含む食品(卵、牛乳、レバー)
・青魚や亜麻仁油(オメガ3脂肪酸で炎症を抑える働き)
・規則正しい食事(空腹も片頭痛のきっかけになることがあります)
Q1. チョコレートは一口でも食べない方がいいですか?
A. いいえ。すべての人に片頭痛を起こすわけではありません。
「食べた量」や「体調」によっても違うため、自分が頭痛になりやすいかどうかを観察することが大切です。

Q2. 赤ワイン以外のお酒は大丈夫ですか?
A. ビールや日本酒などでも片頭痛を起こす方はいらっしゃいます。
アルコールそのものが血管を広げるため、控えめにした方が安心です。

Q3. チーズでも全部がダメですか?
A. 熟成されたチーズ(ブルーチーズ、チェダーなど)は片頭痛の引き金になりやすいですが、フレッシュチーズ(モッツァレラなど)は比較的安心といわれています。

Q4. コーヒーは片頭痛にいいの?悪いの?
A. 少量のカフェインは血管を収縮させるため、片頭痛の初期には効果があることもあります。
ただし、飲みすぎると逆に頭痛の原因になることもあるため、1日1~2杯を目安にしましょう。

🍳 朝食例
ほうれん草と卵のスクランブルエッグ(マグネシウム+ビタミンB2)
全粒パンと牛乳
くるみやアーモンドを少し添える
🥗 昼食例
サバの塩焼き定食(青魚のオメガ3脂肪酸)
玄米ご飯
みそ汁(大豆製品でマグネシウム補給)
🍲 夕食例
豆腐入り野菜スープ
サーモンのソテー(オメガ3+ビタミンB群)
サラダに亜麻仁油を少し加える
👉 難しい料理をしなくても、“マグネシウム・ビタミンB2・青魚”を意識するだけで片頭痛にやさしい食事になります。
○頭痛ダイアリーをつける:「何を食べたときに頭痛が出たか」を記録すると、自分の引き金食品が見つけやすくなります。
○無理な制限はしない:好きな食べ物を完全にやめるより、「量を減らす」など無理のない工夫が続けやすいです。
片頭痛のきっかけになる食べ物は人それぞれですが、一般的に「チョコレート・赤ワイン・チーズ・加工肉」などは注意が必要です。
一方で、マグネシウムやビタミンB2を含む食品をバランスよく取り入れることで、片頭痛の予防につながる可能性があります。
食生活を見直しても片頭痛が繰り返し起こる場合や、生活に支障がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
当院では片頭痛をはじめとする頭痛の診断・治療に対応しています。気になる方は当院までお気軽にご相談ください。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
突然の激しい頭痛で倒れたら、それは“くも膜下出血”かもしれません。
くも膜下出血は、脳の血管が破れて脳の表面に出血が広がる病気です。発症すると命に関わることも多く、後遺症が残るケースも少なくありません。
実は、その前に「前兆」といえる症状が現れることがあります。今回は、くも膜下出血の前兆症状や注意すべきサインについてわかりやすく解説します。

くも膜下出血は、脳を取り巻く「くも膜」という部分に出血が広がる病気です。主な原因は、脳の血管にできた動脈瘤が破裂することです。
・発症すると致死率が高い(およそ3人に1人が亡くなる)
・助かったとしても後遺症が残る可能性がある
・中高年女性や高血圧の方に多い
このように、非常に危険な病気であるため、前兆症状を見逃さないことが大切です。

「くも膜下出血は突然起こる」と思われがちですが、実際には数日前から警告のような症状が出ることがあります。
・今までにない激しい頭痛(警告頭痛)
→ 「バットで殴られたような」「人生で一番強い頭痛」と表現されることもあります。
・吐き気や嘔吐
・光がまぶしい、視力の異常(動脈瘤が視神経を圧迫する場合)
・意識がぼんやりする、一時的にけいれんが出る
⚠️ 特に「突然の激しい頭痛」はくも膜下出血の危険信号です。片頭痛や緊張型頭痛と間違えて放置しないことが重要です。

次のような症状があれば、救急要請(119番通報)をためらわずに行ってください。
・急に強い頭痛が出た
・頭痛と一緒に吐き気や嘔吐がある
・意識がもうろうとする
・手足がしびれる、力が入らない
「少し休めば良くなるかも」と様子を見るのは危険です。早期発見・早期治療が命を救います。
くも膜下出血を完全に防ぐことは難しいですが、リスクを下げる生活習慣はあります。
・高血圧の管理(減塩、定期的な血圧測定、薬の服用)
・禁煙・節酒
・定期的な脳ドック(MRI・MRA)で動脈瘤の有無をチェック
家族にくも膜下出血の既往がある人は特に注意
健康診断に加えて、脳のチェックも定期的に行うと安心です。
自身に動脈瘤があるかどうかを知っておくことは今後の生活をする上で非常に大事になります。
一度脳の検査を受けておきましょう。気になる方は当院までご連絡ください。
〇くも膜下出血は命に関わる病気で、重い後遺症を残すこともある
〇前兆として「突然の激しい頭痛」「吐き気・嘔吐」「視覚異常」などが出ることがある
〇少しでも疑わしい症状があれば、迷わず救急要請することが大切
〇日頃から血圧管理や脳ドックでのチェックを心がけることで、発症リスクを減らせる
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こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「最近、物忘れが増えた」「集中力が続かない」と感じていませんか?
もしかすると、それは スマホ認知症 のサインかもしれません。
スマホ認知症とは、スマートフォンの使いすぎによって脳が疲れ、一時的に記憶力や集中力が低下する状態のことです。正式な病名ではありませんが、現代社会で増えている新しい健康リスクとして注目されています。

一見、一般的な認知症と似ていますが「原因」と「進行性」が異なります。
一般的な認知症:加齢や脳の病気によって神経細胞が壊れ、進行していく病気
スマホ認知症:スマホの長時間利用による脳疲労が原因で、一時的に症状が出る
つまり、認知症は「脳の病気」であるのに対し、スマホ認知症は「脳の疲れ」による一時的なものです。

以下の項目にいくつ当てはまりますか?
〇約束をよく忘れる
〇漢字や簡単な計算が苦手になった
〇寝る直前までスマホを使っている
〇通知が鳴っていないのに音や振動を感じる
〇スマホがないと不安になる
3つ以上当てはまる場合は、スマホ認知症のリスクが高まっている可能性があります。

スマホ認知症を引き起こす主な原因は次の3つです。
SNSやニュース、動画など大量の情報を処理することで、脳がオーバーヒートしやすくなります。
スマホ画面から発せられるブルーライトは睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げ、睡眠の質を下げます。
対面での会話は脳を活性化させますが、スマホ中心の生活では刺激が減り、認知機能の低下につながります。

スマホ認知症の症状
スマホ認知症では次のような症状が現れることがあります。
記憶力の低下:約束を忘れる、思い出せない
集中力・やる気の低下:本や勉強に集中できない
思考力の低下:簡単な作業に時間がかかる
コミュニケーション力の低下:言葉が出にくい、誤解が増える
自制心の低下:イライラしやすく、スマホ依存に陥る
免疫力の低下:睡眠不足から体調を崩しやすい

スマホ認知症は生活習慣を整えることで予防できます。
意識的に「デジタルデトックス」を取り入れ、脳を休ませましょう。
就寝1時間前はスマホを手放し、睡眠の質を高めることが大切です。
家族や友人との会話は脳に良い刺激を与え、認知機能の低下を防ぎます。
まとめ
スマホ認知症は、便利なスマホの使いすぎによって脳が疲れ、記憶力や集中力が低下する状態です。
放置すると、睡眠障害や体調不良、将来的な認知症リスクにつながることもあります。
「少し物忘れが増えたかな?」と思ったら、スマホとの付き合い方を見直すチャンスです。
今日からできる予防法を取り入れ、脳と体を健康に保ちましょう。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「夏バテ」は自律神経の機能低下が原因となります。
その夏バテを防止するために役立つ栄養素について詳しくみていきましょう。
夏バテ防止に役立つ栄養素
ビタミンB群
ビタミンB1は、糖質を体内でエネルギーに変換するための栄養素です。
疲労回復の効果があり、夏バテの予防にも重要です。豚肉やうなぎ、玄米、ごまに多く含まれます。
ビタミンB2は、特に脂質を体内でエネルギーに変換するための栄養素です。
レバー、うなぎ、牛乳、納豆に多く含まれます。

タンパク質・アミノ酸
タンパク質は、筋肉・臓器・皮膚など人間の身体の材料となる重要な栄養素です。
体内環境を維持・調整するホルモン、酵素、抗体なども、主要な構成成分はタンパク質です。
そのため、不足すると、虚弱や免疫機能の低下など、体の全般的な不調の原因になります。
タンパク質を多く含む食品としては、肉類や魚介類、卵、大豆製品、乳製品などが挙げられます。

ミネラル
ミネラルは、人間が生きていく上で不可欠な元素のうち、生体を構成する主要な4元素(酸素・炭素・水素・窒素)以外の元素の総称です。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などで16種類程度が知られています。
ミネラルは体内で合成できないので、食べ物から摂らなければなりません。
汗をかくことで失われやすいため、夏は特に摂取することを心がけましょう。
代表的なミネラルを多く含む食品としては、ナトリウムとして食塩、カリウムとして野菜類や果物類、カルシウムとして乳製品、マグネシウムとして海藻類、鉄としてレバー、亜鉛として煮干しなどが挙げられます。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
あっという間に梅雨が明け、酷暑の夏がやってきました。最近の夏は特に暑く猛暑日が続いています。
暑くなると食欲があまりわかず、身体がどんどんだるくなってしまいます。
そもそも夏バテはどうして起こるのでしょうか?

夏バテの原因は?
我々の体内では自律神経が働いており、血の巡りや発汗作用の調整により体温を一定に保っています。
自律神経には、活動時に活発になる交感神経と、休息時に働く副交感神経があります。
交感神経と副交感神経の切り替えにより、体だけでなく心の状態も正常に保たれます。
夏バテが起こる主な原因は、室内外の温度差による自律神経の乱れです。
さらには多量の発汗による水分不足・ミネラル不足や食欲不振による栄養不足も夏バテの一因になります。
発汗による水分・ミネラルの不足
夏の暑さで発汗すると、汗とともに体内の水分やミネラルが失われます。
ミネラルは体内では作り出せない成分なので、意識的に補給しなければ水分・ミネラル不足の状態となってしまいます。
水分やミネラルの不足は、夏バテの症状である脱水症状の原因となります。
食欲が低下して栄養が不足する
夏は食欲がわかず、冷たい麺類中心の食事になったり、食事量が減ってしまいます。
その結果、必要な栄養素が不足してしまいます。
さらに、冷たいものの摂りすぎは胃腸の不調など消化機能の低下も招いてしまいます。
運動することで自律神経の働きを整えて、食欲回復につながります。

睡眠の質が低下する
夏は夜間帯の気温が高く湿気が多くなります。
汗も出やすく寝苦しいので、不眠が問題となります。
眠りが浅い状況となるので、翌朝スッキリしないという症状が出ます。
十分な睡眠がとれていない結果、日中の疲労感、眠気、集中力の低下が出現します。
就寝1-2時間前よりエアコン等で部屋を冷やしておくと寝つきが良くなります。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
電車に乗っているときや、学校で立って話を聞いているときなどに血の気が引く感じがあって倒れてしまうことがあります。
それは迷走神経反射が起こっていると考えられます。
今回は迷走神経反射について詳しく見ていきましょう。
迷走神経反射とは?
迷走神経というのは自律神経の一つの副交感神経に含まれます。
自律神経には交感神経と副交感神経にわかれます。
交感神経は血圧を上げたり、心拍数を上げたりする働きがあります。
副交感神経は逆に血圧を下げたり、心拍数を下げたり、消化管の働きを活発にする働きがあります。
血管迷走神経反射とは、この副交感神経の働きが不適切な時に起きてしまうものです。
ストレスがかかると通常は交感神経の働きが活発化します。
しかし、ストレス時に副交感神経の働きが活発になることがあり、これを血管迷走神経反射といいます。
これにより、心拍数が減少したり血圧が低下したりして脳が貧血状態となります。
その結果、血の気が引く、気分が悪い、冷や汗、めまいなどの症状が数分間続き、最終的には失神に至ります。
失神は体を動かしている時や寝ている姿勢で起こることは少なく、立位や座位で同じ姿勢を維持しているときに発生しやすいです。
そのほかにも痛み、恐怖、ストレス、疲労、環境(人ごみの中、閉鎖空間)などが挙げられます。
脱水や塩分制限、飲酒、薬(α遮断薬、硝酸薬、利尿薬、カルシウム拮抗薬など)が誘因になることもあります。
血管迷走神経反射では、誘因となるものを避けることや、失神を回避する方法などの生活指導が基本となります。
また、誘因となる薬剤を使用している場合は、その薬剤の減量または中止を検討します。
その他の治療としては、起立調整訓練法、薬物療法、ペースメーカー治療などがあります。
血の気が引く原因になる他の疾患
貧血
一般的にいう貧血とは違い、脳貧血のことを指します。
脳貧血の原因として起立性低血圧が挙げられます。
起立性低血圧とは、寝ている状態から立ち上がったときに、収縮期血圧(最高血圧)が20mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)が10mmHg以上低くなる場合のことを指します。
本態性と症候性に分類され、本態性は原因となる病気がないにも関わらず起立性低血圧が起こることを指します。
症候性は、糖尿病やパーキンソン病、多系統萎縮症、アルコール依存症、脱水症などの病気が原因となって起立性低血圧が起こることを指します。
まれに潜在的に癌があり、腫瘍に随伴して起立性低血圧が起こることがあります。
自律神経失調症
自律神経を構成する交感神経と副交感神経の2つの神経のバランスが保たれている状態が正常となります。
しかし、ストレスが心身に影響を及ぼすと、この2つの神経のバランスが崩れ、不調となります。これが、自律神経失調症となります。
自律神経失調症の症状は、大きく分けて身体的症状と精神的症状の2つがあります。
身体的症状
自律神経失調症の主な身体的症状の一つが手足のしびれとなります。
ストレスの蓄積によって筋肉の硬直や血行不良を引き起こし、結果としてしびれ症状を出現させます。
しびれ以外にもめまい・耳鳴り、立ちくらみ、息切れ、慢性的なだるさ、便秘・下痢、手足の震え・しびれ、睡眠の質の低下、肩こり・頭痛などの症状が一時的ではなく、慢性的に発生します。
その身体的症状の一つに血の気が引く感じがみられることがあります。
精神的症状
自律神経失調症の精神症状は、パニック障害・不安障害・不安神経症などと症状が似ています。
イライラ、不安感、落ち着きがない、情緒不安定、やる気が起きない、緊張状態などの症状が出現します。
また、精神的症状が悪化すると、うつ病の併発リスクが高まります。
更年期障害
更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下してしまいます。
脳の視床下部からはエストロゲンを出してと指令しても、エストロゲンが出ないため、脳に混乱が生じて、自律神経のバランスが崩れてしまうことで精神症状が起こるとされています。
さらに、更年期の女性は、仕事や育児、介護など生活環境が大きく変化する時期でもあるため、精神的不調をきたしやすいのです。更年期障害ではさまざまな症状が現れ、その中の一つに血の気が引く感じが挙げられます。
起立性調節障害
起立性調節障害は自律神経がうまく働かなくなることで起きる病態です。
自律神経には血管の太さを縮めたり、拡張させたりする働きがあります。
この自律神経が働くことで、血管を収縮させて足の血液を心臓に押し戻してくれます。
この自律神経がうまく働かなくなってしまうと、起立時に血管が十分に収縮できず、足に溜まった血液を心臓に押し戻してくれなくなり、脳への血流を十分に維持することができなくなります。その結果血の気が引く感じが出現します。
パニック障害
パニック障害にはパニック発作、予期不安、広場恐怖という3つの特徴的な症候があります。

パニック発作
パニック発作の特徴は、前ぶれのない突然の発作が起こることです。多くの場合10分以内でピークに達し、通常30分以内でおさまります。症状としては、胸がドキドキする、冷や汗をかく、身体や手足の震え、呼吸が早くなる、息が詰まる、胸の痛みや不快感、吐き気、めまい、ふらつき、非現実感、死の恐怖、しびれやうずき感などが挙げられます。
予期不安
パニック発作を一度経験すると、またあの恐ろしい発作が起きるのではないかという不安感が生じます。パニック発作にはこの予期不安が必ず伴い、発作を繰り返すほどにこの不安がさらに強くなっていき症状を悪化させていきます。
広場恐怖
パニック発作を経験した人が特定の場所や状況を避けるようになることを広場恐怖といいます。過去にパニック発作の起きた場所で、もう一度そこへ行くと発作が起きるのではないかと思い、避けるようになります。
いかがでしたでしょうか。血の気が引いて意識が遠のくことがあります。
脳腫瘍などが原因となっている可能性もあるため、血の気が引くような症状がみられる方は一度当院までご相談ください。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は女性に多く、月〜年に数回不定期に起こる頭痛です。片頭痛の人口は10人に1人と言われています。
最も頻度の高い30歳女性では約20%に達すると言われており、決して特別な病気ではありません。
月に2回以上の頭痛発作がある片頭痛患者には、予防薬が推奨されています。
今回は予防薬のひとつであるβ遮断薬について詳しく見ていきましょう。
β遮断薬(プロプラノロール:商品名インデラル)
作用メカニズム
β遮断薬の片頭痛予防効果の機序として、末梢血管や自律神経に対する作用が考えられており、血管を拡張させることで予防効果がみられます。動物実験では皮質拡延性抑制(CSD)の抑制効果が示されています。
インデラル(プロプラノロール)は、片頭痛の予防に使用されるβ遮断薬の一つです。
片頭痛予防が可能なβ遮断薬には、プロプラノロール以外にもチモロール、アテノロール、ナドロール、ビソプロロールなどが含まれますが、片頭痛に保険適用があるのは、プロプラノロールのみです。
用法・用量
1日20〜30mgから投与を開始し、効果が不十分な場合は60mgまで漸増します。服用は2〜3回に分けて経口投与します。
妊娠中の片頭痛予防にも使えます。
副作用
起立性調節性障害や低血圧の方には慎重投与となります。
心不全、喘息、房室ブロックには禁忌です。
片頭痛の薬であるリザトリプタンとは併用禁忌です。(プロプラノロールはリザトリプタンの血中濃度を上昇させるため)
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は女性に多く、月〜年に数回不定期に起こる頭痛です。片頭痛の人口は10人に1人と言われています。
最も頻度の高い30歳女性では約20%に達すると言われており、決して特別な病気ではありません。
月に2回以上の頭痛発作がある片頭痛患者には、予防薬が推奨されています。
今回は予防薬のひとつである抗うつ薬について詳しく見ていきましょう。
抗うつ薬(アミトリプチン:商品名トリプタノール)
作用メカニズム
脳幹(中脳、延髄)から神経が発信されます。
これらの神経は三叉神経脊髄路尾側亜核や脊髄後角に到達し、痛みを抑制する物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)を放出します。
トリプタノールは、神経終末においてこのノルアドレナリン、セロトニン再取り込みを阻害し、脳内のセロトニン濃度を上昇することで予防します。
アミトリプチリンに関する3件のプラセボ対照無作為化比較試験(RCT)が行われています。これらの試験では、50~150mg/日を8週間、50~100mg/日を4週間、30~60mg/日を27週間の投与で、一貫して片頭痛の予防効果が報告されています。また、メタアナリシスでもその有用性が示されています。
アミトリプチリンとプロプラノロールの比較試験も2件行われ、8週間の治療では両者の予防効果はほぼ同等であることが示されました。6ヶ月以上の比較では、緊張型頭痛を伴う片頭痛患者において、アミトリプチリンがより高い有効率を示しています。
副作用
眠気、口渇、便秘、ふらつき、倦怠感、排尿障害、眼圧上昇、心拍数増加の報告があります。
通常うつ病で使用する用量よりも低用量(10〜20mg/日、就寝前)で使用します。
さらに、アミトリプチリンは、薬剤の使用過多による頭痛(MOH)や、緊張型頭痛を伴う片頭痛、睡眠障害を伴う片頭痛、うつに関連する頭痛にも効果的です。
特に、ベンゾジアゼピン系薬剤を服用している頭痛患者に対しては、睡眠改善を図りつつベンゾジアゼピンの減量・中止に使用されることがあります。
閉塞隅角緑内障
心筋梗塞の回復初期
尿閉(前立腺疾患など)
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬を投与中の患者
妊婦への投与は、有益性がリスクを上回る場合に限ります。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は女性に多く、月〜年に数回不定期に起こる頭痛です。片頭痛の人口は10人に1人と言われています。
最も頻度の高い30歳女性では約20%に達すると言われており、決して特別な病気ではありません。
月に2回以上の頭痛発作がある片頭痛患者には、予防薬が推奨されています。
今回は予防薬のひとつであるCa拮抗薬について詳しく見ていきましょう。

カルシウム拮抗薬(塩酸ロメリジン:商品名ミグシス)
ミグシスは、日本で開発されたカルシウム拮抗薬の一種です。
この薬の特徴は、副作用が少なく、日常的に使用しやすいことです。
片頭痛の原因の一つとして、脳血管の収縮が挙げられます。
ミグシスは、この脳血管収縮を抑制することで、片頭痛の予防に効果を発揮します。
また、血管透過性の改善効果もみられます。
このミグシスは脳血管に選択的に作用するため、脳の血管に選択的に作用するため、血圧低下等はみられません。
ミグシスの臨床試験では、片頭痛発作の頻度、持続時間、そして片頭痛薬の使用量が有意に減少することが確認されています。
10mg/日の服用で64.4%、20mg/日の服用で66.7%の患者が効果を実感したと報告されています。
さらに、片頭痛に伴う閃輝暗点や悪心・嘔吐などの前駆症状や随伴症状にも30%程度の改善が認められています。
ミグシスの推奨用量は、成人の場合、1回5mgを1日2回、朝食後と夕食後、または就寝前に服用することが一般的です。
ただし、症状に応じて用量の調整が行われることがありますが、1日の投与量は20mgを超えないように注意が必要です。
ミグシスは、妊婦や授乳中の方には推奨されていません。
妊娠中の使用は避け、授乳中にどうしても必要な場合は、授乳を中止することが望ましいとされています。
また、臨床試験においては、有害事象の発生率がプラセボ(偽薬)と同程度であり、比較的安全性の高い薬であることが示されています。
副作用
徐脈、心不全がありますが、頻度は低いです。
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