こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は女性に多く、月〜年に数回不定期に起こる頭痛です。片頭痛の人口は10人に1人と言われています。
最も頻度の高い30歳女性では約20%に達すると言われており、決して特別な病気ではありません。
月に2回以上の頭痛発作がある片頭痛患者には、予防が推奨されています。
その予防として初めて承認された経口タイプのCGRP受容体拮抗薬が2025年9月に承認され、12月16日より発売になります。今回このCGRP受容体拮抗薬について詳しく解説していきます。

片頭痛は、脳内にCGRPをいう物質が増え、脳の血管に作用して起こるといわれています。
今まで日本で承認されていた治療薬3剤(「エムガルティ®︎」「アジョビ®︎」「アイモビーク®︎」)は、いずれも注射薬でした。
この注射薬の働きをする経口薬として、2025年9月「ナルティークOD錠(一般名:リメゲパント)」が承認されました。
ナルティークは、発作時の治療と発作予防の両方に使える点が大きな特徴です。
発作時の治療:片頭痛が起きたときに1回1錠服用します。
発作の予防:片頭痛を繰り返す方では、1日おきの服用で発作を起こりにくくします。
1日あたり75mgを超えて服用しないことが原則です。
従来の急性期治療薬であるトリプタン製剤は、血管収縮作用を持つため、下記のような疾患を持つ方には使用できません。
一方、ナルティークは血管収縮作用を持たず、心血管系への影響がほとんどないため、血管系の禁忌がなく、より広い方に使用できる可能性があります。
・トリプタン系薬剤で効果が不十分、または副作用が強く使用できない方
・発作が頻繁で、日常生活に支障を感じている方
・注射による予防治療に抵抗がある方
上記のような方にとって、飲み薬で治療と予防を両立できるのは大きなメリットです。

【薬価】 1錠(75mg):2,923.20円 (※2025年11月時点)
【患者さんの窓口負担(3割負担)の目安】
| 使用目的 | 服用頻度 | 費用目安(薬剤費のみ) |
| 発作時(頓服) | 発作時に1錠 | 1錠あたり 約 880円 |
| 予防で使用 | 隔日投与(月15錠程度) | 1ヶ月あたり 約 13,150円 |
※上記は薬剤費のみです。別途、診察料・処方箋料・調剤料などがかかります。
※予防使用の月額は、抗CGRP抗体注射薬の費用(3割負担で約13,000円)と比較的近い価格となっています。
ナルティークは12月16日より発売となります。
当院では毎日頭痛外来を行っており、そのような片頭痛に対しての治療を積極的に行っております。
こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
近年、アルツハイマー病の治療に画期的な進展がありました。
「レカネマブ(商品名:レケンビ)」と「ドナネマブ(商品名:ケサンラ)」という新しい薬が、日本でも使用できるようになったのです。
これらの薬は、従来の認知症治療薬と違い、病気の原因に直接作用する“抗体薬”であり、アルツハイマー病の進行を遅らせる効果が期待されています。
当院は、これらの薬を使用した治療のフォローアップ施設として認定されており、地域で安心して継続治療を受けられる体制を整えています。
認知症は、加齢によって自然に起きるものではなく、原因となる病気があって起こる症状の総称です。
その中で最も多い原因がアルツハイマー病です。
アルツハイマー病の初期には次のような症状が見られます。
・少し前の出来事を思い出せない
・カレンダーを見ても日付がわからない
・同じ質問を繰り返す

認知機能に低下はあるものの、日常生活に大きな支障は出ていない状態を軽度認知障害(MCI)といいます。
MCIの段階で治療に取り組むことが、進行を抑える上で非常に重要です。
アルツハイマー病の脳では、海馬(記憶を司る部位)から萎縮が始まるアミロイドβ(ベータ)というたんぱく質が固まり、老人斑ができるといった変化が起こります。
アミロイドβは、症状が出る15~20年前から少しずつ脳に蓄積していき、神経細胞を傷つけ、結果として認知機能が低下していきます。
従来の治療薬は症状を緩和させる薬であり、進行を止める効果はありませんでした。
抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブ・ドナネマブ)は、原因物質であるアミロイドβに結合し、体から除去する働きがあります。
その結果、病気の進行を遅らせる効果が期待されています。

治療の流れと通院頻度
レカネマブ
・点滴に約60分
・2週間に1回の通院を18カ月継続

ドナネマブ
・点滴に約30分
・4週間に1回の通院
12カ月目の検査で除去確認→完了、除去不十分なら最長18カ月

副作用について
最も注意すべき副作用
・脳の微小出血(ARIA-H)
・脳のむくみ(ARIA-E)
その他副作用
・注入に伴う反応
・頭痛
お薬の費用について
投与1回分のお薬の費用(ケサンラの場合)(目安)

高額医療制度※を利用することで自己負担額の軽減ができます。
※高額療養費制度は年齢や年収に応じた限度額を超えた場合に超過分の払い戻しを受けることができる制度です。
一時的な支払いとはいえ、治療金額は大きな負担になると思いますので、事前に限度額適用認定証を取得しておくと、窓口での支払いは自己負担額までの支払いで済みます。
さらに、マイナンバーを健康保険証として利用することで、限度額適用認定証の申請手続きや提示が不要となります。
誰にでも効果があるわけではありませんが、早期の適切なタイミングで使うことで、生活の質を保ちやすくなる可能性があります。もの忘れが気になる方、家族の症状が心配な方は、当院までお気軽にご相談ください。
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片頭痛(へんずつう)は、ストレスや睡眠不足、気圧の変化など、さまざまなきっかけで起こります。
実はその中に、「食べ物」や「飲み物」も関係している場合があることをご存じでしょうか?
食後に頭痛が起きやすい方は、どんな食べ物の後に症状が出るかを観察してみましょう。
自分の「片頭痛のトリガー(引き金)」を知ることで、発作を防ぐことができます。

以下の食品は、片頭痛を誘発する可能性があるとされています。
人によって違いはありますが、思い当たる食品がある方は、量を控える・避けるなど工夫してみましょう。
| 食品カテゴリ | 食品例 | 原因となる成分・要因 |
|---|---|---|
| チョコレート | チョコレート製品全般 | フェニルエチルアミン、カフェイン |
| チーズ類 | 熟成チーズ(ブルーチーズ、チェダーなど) | チラミン |
| アルコール | 赤ワイン、ビール | アルコール、ヒスタミン |
| 加工肉 | ハム、ソーセージ、ベーコン | 亜硝酸塩、防腐剤 |
| カフェイン飲料 | コーヒー、紅茶、エナジードリンク | カフェインの過剰摂取・離脱 |
| 味の濃い食品 | カップ麺、スナック菓子、インスタント食品 | グルタミン酸ナトリウム(MSG) |
| 柑橘類 | オレンジ、レモン、グレープフルーツ | 酸による血管反応 |
| ナッツ類 | ピーナッツ、くるみ | チラミン・脂質 |
💡ポイント:
「一度食べて頭痛が出た=原因」とは限りません。
何度か同じ食品で頭痛が起きた場合に「トリガーの可能性がある」と考えましょう。

反対に、片頭痛の発作を起こしにくくしたり、脳の安定をサポートしたりする食品もあります。
| カテゴリ | 食品例 | 理由 |
|---|---|---|
| マグネシウムを多く含む食品 | ほうれん草、アーモンド、バナナ、豆腐 | 神経の興奮を抑える |
| ビタミンB2を含む食品 | 納豆、レバー、卵、ヨーグルト | エネルギー代謝を助ける |
| オメガ3脂肪酸 | 青魚(サバ、イワシ、サンマ) | 血流を改善し炎症を抑える |
| 水分を多く含む食品 | 果物、野菜、スープ類 | 脱水による頭痛を防ぐ |
・規則正しい食事を心がける(空腹を避ける)
・朝食を抜かない
・カフェインは摂りすぎず、毎日一定量に
・水分をこまめにとる
・食べたものと頭痛の関係を「頭痛日記」にメモする
食生活の見直しで片頭痛の頻度が減ることも多くあり、毎日の食事が、脳の健康にもつながります。
・市販薬を飲んでも頭痛が続く
・吐き気や光・音への過敏を伴う
・仕事や家事に支障が出るほど頭痛が頻繁に起こる
・頭痛の種類が最近変わってきた
片頭痛は我慢する病気ではありません。専門的な治療で、発作を減らしたり、痛みを和らげたりすることができます。頭痛で悩んだ際は、ぜひ当院までご相談ください。
日本頭痛学会『片頭痛診療ガイドライン2021』
Goadsby PJ, et al. Pathophysiology of Migraine. Physiol Rev. 2017.
American Migraine Foundation. “Foods That Trigger Migraines.”
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このたび、当クリニックは令和5年10月17日に開院し、本日で2周年を迎えることができました。
これもひとえに、地域の皆さま、そして日々支えてくださる多くの方々のおかげと、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
開院以来、「丁寧に話を聞き、安心して相談できる脳神経外科」を目指してまいりました。
頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、身近だけれど不安の大きい症状に対して、
できる限り専門的でわかりやすい医療を提供できるよう努めております。
これからも、地域の皆さまが「ここに来てよかった」と思っていただけるクリニックであるよう、
スタッフ一同、丁寧な診療と温かい対応を大切にしてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年10月17日
しろうず脳神経外科
院長 白水 寛理
こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は天気やストレスなどさまざまな要因で起こりますが、食べ物がきっかけになることもあります。
「食べたあとに頭痛が出やすい」など心当たりがある方は、普段の食事を少し意識することで症状の予防につながることがあります。

人によって違いはありますが、次の食品がきっかけになることが知られています。
・チョコレート(カカオ成分による作用)
・赤ワイン・アルコール(血管を広げる作用)
・チーズなどの熟成食品(チラミンという物質を含む)
・加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)(保存料の影響)
・インスタント食品やスナック菓子(うま味調味料=MSG など)
👉 「必ず片頭痛になる」というわけではありません。自分にとっての“引き金”を知ることが大切です。
研究では、次のような栄養素を含む食品が片頭痛の予防に役立つ可能性があるとされています。
・マグネシウムを含む食品(ナッツ、ほうれん草、大豆製品)
・ビタミンB2を含む食品(卵、牛乳、レバー)
・青魚や亜麻仁油(オメガ3脂肪酸で炎症を抑える働き)
・規則正しい食事(空腹も片頭痛のきっかけになることがあります)
Q1. チョコレートは一口でも食べない方がいいですか?
A. いいえ。すべての人に片頭痛を起こすわけではありません。
「食べた量」や「体調」によっても違うため、自分が頭痛になりやすいかどうかを観察することが大切です。

Q2. 赤ワイン以外のお酒は大丈夫ですか?
A. ビールや日本酒などでも片頭痛を起こす方はいらっしゃいます。
アルコールそのものが血管を広げるため、控えめにした方が安心です。

Q3. チーズでも全部がダメですか?
A. 熟成されたチーズ(ブルーチーズ、チェダーなど)は片頭痛の引き金になりやすいですが、フレッシュチーズ(モッツァレラなど)は比較的安心といわれています。

Q4. コーヒーは片頭痛にいいの?悪いの?
A. 少量のカフェインは血管を収縮させるため、片頭痛の初期には効果があることもあります。
ただし、飲みすぎると逆に頭痛の原因になることもあるため、1日1~2杯を目安にしましょう。

🍳 朝食例
ほうれん草と卵のスクランブルエッグ(マグネシウム+ビタミンB2)
全粒パンと牛乳
くるみやアーモンドを少し添える
🥗 昼食例
サバの塩焼き定食(青魚のオメガ3脂肪酸)
玄米ご飯
みそ汁(大豆製品でマグネシウム補給)
🍲 夕食例
豆腐入り野菜スープ
サーモンのソテー(オメガ3+ビタミンB群)
サラダに亜麻仁油を少し加える
👉 難しい料理をしなくても、“マグネシウム・ビタミンB2・青魚”を意識するだけで片頭痛にやさしい食事になります。
○頭痛ダイアリーをつける:「何を食べたときに頭痛が出たか」を記録すると、自分の引き金食品が見つけやすくなります。
○無理な制限はしない:好きな食べ物を完全にやめるより、「量を減らす」など無理のない工夫が続けやすいです。
片頭痛のきっかけになる食べ物は人それぞれですが、一般的に「チョコレート・赤ワイン・チーズ・加工肉」などは注意が必要です。
一方で、マグネシウムやビタミンB2を含む食品をバランスよく取り入れることで、片頭痛の予防につながる可能性があります。
食生活を見直しても片頭痛が繰り返し起こる場合や、生活に支障がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
当院では片頭痛をはじめとする頭痛の診断・治療に対応しています。気になる方は当院までお気軽にご相談ください。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
突然の激しい頭痛で倒れたら、それは“くも膜下出血”かもしれません。
くも膜下出血は、脳の血管が破れて脳の表面に出血が広がる病気です。発症すると命に関わることも多く、後遺症が残るケースも少なくありません。
実は、その前に「前兆」といえる症状が現れることがあります。今回は、くも膜下出血の前兆症状や注意すべきサインについてわかりやすく解説します。

くも膜下出血は、脳を取り巻く「くも膜」という部分に出血が広がる病気です。主な原因は、脳の血管にできた動脈瘤が破裂することです。
・発症すると致死率が高い(およそ3人に1人が亡くなる)
・助かったとしても後遺症が残る可能性がある
・中高年女性や高血圧の方に多い
このように、非常に危険な病気であるため、前兆症状を見逃さないことが大切です。

「くも膜下出血は突然起こる」と思われがちですが、実際には数日前から警告のような症状が出ることがあります。
・今までにない激しい頭痛(警告頭痛)
→ 「バットで殴られたような」「人生で一番強い頭痛」と表現されることもあります。
・吐き気や嘔吐
・光がまぶしい、視力の異常(動脈瘤が視神経を圧迫する場合)
・意識がぼんやりする、一時的にけいれんが出る
⚠️ 特に「突然の激しい頭痛」はくも膜下出血の危険信号です。片頭痛や緊張型頭痛と間違えて放置しないことが重要です。

次のような症状があれば、救急要請(119番通報)をためらわずに行ってください。
・急に強い頭痛が出た
・頭痛と一緒に吐き気や嘔吐がある
・意識がもうろうとする
・手足がしびれる、力が入らない
「少し休めば良くなるかも」と様子を見るのは危険です。早期発見・早期治療が命を救います。
くも膜下出血を完全に防ぐことは難しいですが、リスクを下げる生活習慣はあります。
・高血圧の管理(減塩、定期的な血圧測定、薬の服用)
・禁煙・節酒
・定期的な脳ドック(MRI・MRA)で動脈瘤の有無をチェック
家族にくも膜下出血の既往がある人は特に注意
健康診断に加えて、脳のチェックも定期的に行うと安心です。
自身に動脈瘤があるかどうかを知っておくことは今後の生活をする上で非常に大事になります。
一度脳の検査を受けておきましょう。気になる方は当院までご連絡ください。
〇くも膜下出血は命に関わる病気で、重い後遺症を残すこともある
〇前兆として「突然の激しい頭痛」「吐き気・嘔吐」「視覚異常」などが出ることがある
〇少しでも疑わしい症状があれば、迷わず救急要請することが大切
〇日頃から血圧管理や脳ドックでのチェックを心がけることで、発症リスクを減らせる
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こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「最近、物忘れが増えた」「集中力が続かない」と感じていませんか?
もしかすると、それは スマホ認知症 のサインかもしれません。
スマホ認知症とは、スマートフォンの使いすぎによって脳が疲れ、一時的に記憶力や集中力が低下する状態のことです。正式な病名ではありませんが、現代社会で増えている新しい健康リスクとして注目されています。

一見、一般的な認知症と似ていますが「原因」と「進行性」が異なります。
一般的な認知症:加齢や脳の病気によって神経細胞が壊れ、進行していく病気
スマホ認知症:スマホの長時間利用による脳疲労が原因で、一時的に症状が出る
つまり、認知症は「脳の病気」であるのに対し、スマホ認知症は「脳の疲れ」による一時的なものです。

以下の項目にいくつ当てはまりますか?
〇約束をよく忘れる
〇漢字や簡単な計算が苦手になった
〇寝る直前までスマホを使っている
〇通知が鳴っていないのに音や振動を感じる
〇スマホがないと不安になる
3つ以上当てはまる場合は、スマホ認知症のリスクが高まっている可能性があります。

スマホ認知症を引き起こす主な原因は次の3つです。
SNSやニュース、動画など大量の情報を処理することで、脳がオーバーヒートしやすくなります。
スマホ画面から発せられるブルーライトは睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げ、睡眠の質を下げます。
対面での会話は脳を活性化させますが、スマホ中心の生活では刺激が減り、認知機能の低下につながります。

スマホ認知症の症状
スマホ認知症では次のような症状が現れることがあります。
記憶力の低下:約束を忘れる、思い出せない
集中力・やる気の低下:本や勉強に集中できない
思考力の低下:簡単な作業に時間がかかる
コミュニケーション力の低下:言葉が出にくい、誤解が増える
自制心の低下:イライラしやすく、スマホ依存に陥る
免疫力の低下:睡眠不足から体調を崩しやすい

スマホ認知症は生活習慣を整えることで予防できます。
意識的に「デジタルデトックス」を取り入れ、脳を休ませましょう。
就寝1時間前はスマホを手放し、睡眠の質を高めることが大切です。
家族や友人との会話は脳に良い刺激を与え、認知機能の低下を防ぎます。
まとめ
スマホ認知症は、便利なスマホの使いすぎによって脳が疲れ、記憶力や集中力が低下する状態です。
放置すると、睡眠障害や体調不良、将来的な認知症リスクにつながることもあります。
「少し物忘れが増えたかな?」と思ったら、スマホとの付き合い方を見直すチャンスです。
今日からできる予防法を取り入れ、脳と体を健康に保ちましょう。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「夏バテ」は自律神経の機能低下が原因となります。
その夏バテを防止するために役立つ栄養素について詳しくみていきましょう。
夏バテ防止に役立つ栄養素
ビタミンB群
ビタミンB1は、糖質を体内でエネルギーに変換するための栄養素です。
疲労回復の効果があり、夏バテの予防にも重要です。豚肉やうなぎ、玄米、ごまに多く含まれます。
ビタミンB2は、特に脂質を体内でエネルギーに変換するための栄養素です。
レバー、うなぎ、牛乳、納豆に多く含まれます。

タンパク質・アミノ酸
タンパク質は、筋肉・臓器・皮膚など人間の身体の材料となる重要な栄養素です。
体内環境を維持・調整するホルモン、酵素、抗体なども、主要な構成成分はタンパク質です。
そのため、不足すると、虚弱や免疫機能の低下など、体の全般的な不調の原因になります。
タンパク質を多く含む食品としては、肉類や魚介類、卵、大豆製品、乳製品などが挙げられます。

ミネラル
ミネラルは、人間が生きていく上で不可欠な元素のうち、生体を構成する主要な4元素(酸素・炭素・水素・窒素)以外の元素の総称です。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などで16種類程度が知られています。
ミネラルは体内で合成できないので、食べ物から摂らなければなりません。
汗をかくことで失われやすいため、夏は特に摂取することを心がけましょう。
代表的なミネラルを多く含む食品としては、ナトリウムとして食塩、カリウムとして野菜類や果物類、カルシウムとして乳製品、マグネシウムとして海藻類、鉄としてレバー、亜鉛として煮干しなどが挙げられます。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
あっという間に梅雨が明け、酷暑の夏がやってきました。最近の夏は特に暑く猛暑日が続いています。
暑くなると食欲があまりわかず、身体がどんどんだるくなってしまいます。
そもそも夏バテはどうして起こるのでしょうか?

夏バテの原因は?
我々の体内では自律神経が働いており、血の巡りや発汗作用の調整により体温を一定に保っています。
自律神経には、活動時に活発になる交感神経と、休息時に働く副交感神経があります。
交感神経と副交感神経の切り替えにより、体だけでなく心の状態も正常に保たれます。
夏バテが起こる主な原因は、室内外の温度差による自律神経の乱れです。
さらには多量の発汗による水分不足・ミネラル不足や食欲不振による栄養不足も夏バテの一因になります。
発汗による水分・ミネラルの不足
夏の暑さで発汗すると、汗とともに体内の水分やミネラルが失われます。
ミネラルは体内では作り出せない成分なので、意識的に補給しなければ水分・ミネラル不足の状態となってしまいます。
水分やミネラルの不足は、夏バテの症状である脱水症状の原因となります。
食欲が低下して栄養が不足する
夏は食欲がわかず、冷たい麺類中心の食事になったり、食事量が減ってしまいます。
その結果、必要な栄養素が不足してしまいます。
さらに、冷たいものの摂りすぎは胃腸の不調など消化機能の低下も招いてしまいます。
運動することで自律神経の働きを整えて、食欲回復につながります。

睡眠の質が低下する
夏は夜間帯の気温が高く湿気が多くなります。
汗も出やすく寝苦しいので、不眠が問題となります。
眠りが浅い状況となるので、翌朝スッキリしないという症状が出ます。
十分な睡眠がとれていない結果、日中の疲労感、眠気、集中力の低下が出現します。
就寝1-2時間前よりエアコン等で部屋を冷やしておくと寝つきが良くなります。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
電車に乗っているときや、学校で立って話を聞いているときなどに血の気が引く感じがあって倒れてしまうことがあります。
それは迷走神経反射が起こっていると考えられます。
今回は迷走神経反射について詳しく見ていきましょう。
迷走神経反射とは?
迷走神経というのは自律神経の一つの副交感神経に含まれます。
自律神経には交感神経と副交感神経にわかれます。
交感神経は血圧を上げたり、心拍数を上げたりする働きがあります。
副交感神経は逆に血圧を下げたり、心拍数を下げたり、消化管の働きを活発にする働きがあります。
血管迷走神経反射とは、この副交感神経の働きが不適切な時に起きてしまうものです。
ストレスがかかると通常は交感神経の働きが活発化します。
しかし、ストレス時に副交感神経の働きが活発になることがあり、これを血管迷走神経反射といいます。
これにより、心拍数が減少したり血圧が低下したりして脳が貧血状態となります。
その結果、血の気が引く、気分が悪い、冷や汗、めまいなどの症状が数分間続き、最終的には失神に至ります。
失神は体を動かしている時や寝ている姿勢で起こることは少なく、立位や座位で同じ姿勢を維持しているときに発生しやすいです。
そのほかにも痛み、恐怖、ストレス、疲労、環境(人ごみの中、閉鎖空間)などが挙げられます。
脱水や塩分制限、飲酒、薬(α遮断薬、硝酸薬、利尿薬、カルシウム拮抗薬など)が誘因になることもあります。
血管迷走神経反射では、誘因となるものを避けることや、失神を回避する方法などの生活指導が基本となります。
また、誘因となる薬剤を使用している場合は、その薬剤の減量または中止を検討します。
その他の治療としては、起立調整訓練法、薬物療法、ペースメーカー治療などがあります。
血の気が引く原因になる他の疾患
貧血
一般的にいう貧血とは違い、脳貧血のことを指します。
脳貧血の原因として起立性低血圧が挙げられます。
起立性低血圧とは、寝ている状態から立ち上がったときに、収縮期血圧(最高血圧)が20mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)が10mmHg以上低くなる場合のことを指します。
本態性と症候性に分類され、本態性は原因となる病気がないにも関わらず起立性低血圧が起こることを指します。
症候性は、糖尿病やパーキンソン病、多系統萎縮症、アルコール依存症、脱水症などの病気が原因となって起立性低血圧が起こることを指します。
まれに潜在的に癌があり、腫瘍に随伴して起立性低血圧が起こることがあります。
自律神経失調症
自律神経を構成する交感神経と副交感神経の2つの神経のバランスが保たれている状態が正常となります。
しかし、ストレスが心身に影響を及ぼすと、この2つの神経のバランスが崩れ、不調となります。これが、自律神経失調症となります。
自律神経失調症の症状は、大きく分けて身体的症状と精神的症状の2つがあります。
身体的症状
自律神経失調症の主な身体的症状の一つが手足のしびれとなります。
ストレスの蓄積によって筋肉の硬直や血行不良を引き起こし、結果としてしびれ症状を出現させます。
しびれ以外にもめまい・耳鳴り、立ちくらみ、息切れ、慢性的なだるさ、便秘・下痢、手足の震え・しびれ、睡眠の質の低下、肩こり・頭痛などの症状が一時的ではなく、慢性的に発生します。
その身体的症状の一つに血の気が引く感じがみられることがあります。
精神的症状
自律神経失調症の精神症状は、パニック障害・不安障害・不安神経症などと症状が似ています。
イライラ、不安感、落ち着きがない、情緒不安定、やる気が起きない、緊張状態などの症状が出現します。
また、精神的症状が悪化すると、うつ病の併発リスクが高まります。
更年期障害
更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下してしまいます。
脳の視床下部からはエストロゲンを出してと指令しても、エストロゲンが出ないため、脳に混乱が生じて、自律神経のバランスが崩れてしまうことで精神症状が起こるとされています。
さらに、更年期の女性は、仕事や育児、介護など生活環境が大きく変化する時期でもあるため、精神的不調をきたしやすいのです。更年期障害ではさまざまな症状が現れ、その中の一つに血の気が引く感じが挙げられます。
起立性調節障害
起立性調節障害は自律神経がうまく働かなくなることで起きる病態です。
自律神経には血管の太さを縮めたり、拡張させたりする働きがあります。
この自律神経が働くことで、血管を収縮させて足の血液を心臓に押し戻してくれます。
この自律神経がうまく働かなくなってしまうと、起立時に血管が十分に収縮できず、足に溜まった血液を心臓に押し戻してくれなくなり、脳への血流を十分に維持することができなくなります。その結果血の気が引く感じが出現します。
パニック障害
パニック障害にはパニック発作、予期不安、広場恐怖という3つの特徴的な症候があります。

パニック発作
パニック発作の特徴は、前ぶれのない突然の発作が起こることです。多くの場合10分以内でピークに達し、通常30分以内でおさまります。症状としては、胸がドキドキする、冷や汗をかく、身体や手足の震え、呼吸が早くなる、息が詰まる、胸の痛みや不快感、吐き気、めまい、ふらつき、非現実感、死の恐怖、しびれやうずき感などが挙げられます。
予期不安
パニック発作を一度経験すると、またあの恐ろしい発作が起きるのではないかという不安感が生じます。パニック発作にはこの予期不安が必ず伴い、発作を繰り返すほどにこの不安がさらに強くなっていき症状を悪化させていきます。
広場恐怖
パニック発作を経験した人が特定の場所や状況を避けるようになることを広場恐怖といいます。過去にパニック発作の起きた場所で、もう一度そこへ行くと発作が起きるのではないかと思い、避けるようになります。
いかがでしたでしょうか。血の気が引いて意識が遠のくことがあります。
脳腫瘍などが原因となっている可能性もあるため、血の気が引くような症状がみられる方は一度当院までご相談ください。
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