こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は天気やストレスなどさまざまな要因で起こりますが、食べ物がきっかけになることもあります。
「食べたあとに頭痛が出やすい」など心当たりがある方は、普段の食事を少し意識することで症状の予防につながることがあります。

人によって違いはありますが、次の食品がきっかけになることが知られています。
・チョコレート(カカオ成分による作用)
・赤ワイン・アルコール(血管を広げる作用)
・チーズなどの熟成食品(チラミンという物質を含む)
・加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)(保存料の影響)
・インスタント食品やスナック菓子(うま味調味料=MSG など)
👉 「必ず片頭痛になる」というわけではありません。自分にとっての“引き金”を知ることが大切です。
研究では、次のような栄養素を含む食品が片頭痛の予防に役立つ可能性があるとされています。
・マグネシウムを含む食品(ナッツ、ほうれん草、大豆製品)
・ビタミンB2を含む食品(卵、牛乳、レバー)
・青魚や亜麻仁油(オメガ3脂肪酸で炎症を抑える働き)
・規則正しい食事(空腹も片頭痛のきっかけになることがあります)
Q1. チョコレートは一口でも食べない方がいいですか?
A. いいえ。すべての人に片頭痛を起こすわけではありません。
「食べた量」や「体調」によっても違うため、自分が頭痛になりやすいかどうかを観察することが大切です。

Q2. 赤ワイン以外のお酒は大丈夫ですか?
A. ビールや日本酒などでも片頭痛を起こす方はいらっしゃいます。
アルコールそのものが血管を広げるため、控えめにした方が安心です。

Q3. チーズでも全部がダメですか?
A. 熟成されたチーズ(ブルーチーズ、チェダーなど)は片頭痛の引き金になりやすいですが、フレッシュチーズ(モッツァレラなど)は比較的安心といわれています。

Q4. コーヒーは片頭痛にいいの?悪いの?
A. 少量のカフェインは血管を収縮させるため、片頭痛の初期には効果があることもあります。
ただし、飲みすぎると逆に頭痛の原因になることもあるため、1日1~2杯を目安にしましょう。

🍳 朝食例
ほうれん草と卵のスクランブルエッグ(マグネシウム+ビタミンB2)
全粒パンと牛乳
くるみやアーモンドを少し添える
🥗 昼食例
サバの塩焼き定食(青魚のオメガ3脂肪酸)
玄米ご飯
みそ汁(大豆製品でマグネシウム補給)
🍲 夕食例
豆腐入り野菜スープ
サーモンのソテー(オメガ3+ビタミンB群)
サラダに亜麻仁油を少し加える
👉 難しい料理をしなくても、“マグネシウム・ビタミンB2・青魚”を意識するだけで片頭痛にやさしい食事になります。
○頭痛ダイアリーをつける:「何を食べたときに頭痛が出たか」を記録すると、自分の引き金食品が見つけやすくなります。
○無理な制限はしない:好きな食べ物を完全にやめるより、「量を減らす」など無理のない工夫が続けやすいです。
片頭痛のきっかけになる食べ物は人それぞれですが、一般的に「チョコレート・赤ワイン・チーズ・加工肉」などは注意が必要です。
一方で、マグネシウムやビタミンB2を含む食品をバランスよく取り入れることで、片頭痛の予防につながる可能性があります。
食生活を見直しても片頭痛が繰り返し起こる場合や、生活に支障がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
当院では片頭痛をはじめとする頭痛の診断・治療に対応しています。気になる方は当院までお気軽にご相談ください。

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