こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
頭痛外来をしていると、「頭痛って冷やした方がいいんですか?温めた方がいいんですか?」とよく聞かれます。
頭痛が出た時に痛み止めを飲む以外になにかできないかと考えますよね。
その時に冷やすのか温めるのか、どこを冷やしたり温めたりするべきなのか迷いますよね。
今回は頭痛の時の対応について詳しく見ていきましょう。
冷やすべき?温めるべき?
実は、頭痛の種類によって冷やすべき時と、温めるべき時に分かれます。
そのため、どちらもお勧めの方法としてインターネットなどで紹介されているため、悩んでしまうのです。
片頭痛の場合
頭の片側、眼の奥、後頭部にズキンズキンと脈打つような痛みの場合、片頭痛の可能性が考えられます。
片頭痛は動くと痛みが悪化するので、静かな部屋でじっとしていたくなります。
氷のうや濡れタオルで冷やす
こめかみの血管がズキンズキンと脈打っているときは、その部分の血管が拡張している状態です。
その脈打っている部分に氷枕や氷のう、熱吸収シート、濡れタオルなどを当てて、冷やすことで楽になることがあります。
緊張型頭痛の場合
首や肩の筋肉のこりがみられており、後頭部がじんわりとした疼痛や頭をベルトで締め付けられるような痛みがみられる場合、緊張型頭痛の可能性が考えられます。
緊張型頭痛は体を動かすと少し楽になり、何か作業をしている間は痛みを忘れていることもあります。