こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
2月22日は頭痛の日でした。
夜は頭痛診療のテーマカラーである緑でライトアップされていました。

非常に有意義な講演を聴くことができ、
これからも頭痛診療にしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
頭痛外来をしていると、「頭痛って冷やした方がいいんですか?温めた方がいいんですか?」とよく聞かれます。
頭痛が出た時に痛み止めを飲む以外になにかできないかと考えますよね。
その時に冷やすのか温めるのか、どこを冷やしたり温めたりするべきなのか迷いますよね。
今回は頭痛の時の対応について詳しく見ていきましょう。
冷やすべき?温めるべき?
実は、頭痛の種類によって冷やすべき時と、温めるべき時に分かれます。
そのため、どちらもお勧めの方法としてインターネットなどで紹介されているため、悩んでしまうのです。
片頭痛の場合
頭の片側、眼の奥、後頭部にズキンズキンと脈打つような痛みの場合、片頭痛の可能性が考えられます。
片頭痛は動くと痛みが悪化するので、静かな部屋でじっとしていたくなります。
氷のうや濡れタオルで冷やす
こめかみの血管がズキンズキンと脈打っているときは、その部分の血管が拡張している状態です。
その脈打っている部分に氷枕や氷のう、熱吸収シート、濡れタオルなどを当てて、冷やすことで楽になることがあります。

緊張型頭痛の場合
首や肩の筋肉のこりがみられており、後頭部がじんわりとした疼痛や頭をベルトで締め付けられるような痛みがみられる場合、緊張型頭痛の可能性が考えられます。
緊張型頭痛は体を動かすと少し楽になり、何か作業をしている間は痛みを忘れていることもあります。


こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
お薬をもらうと必ず服用方法が書いてあります。
「朝食後」と書いてある場合もありますし、「夕食前」と書いてある場合もあります。
では朝食を食べない方や、体調悪くて食べられない方は薬はどうしたらよいのでしょうか?

食後に飲む理由
ほとんどの薬が食後に飲むことになっています。
よく「食事をしていないから薬が飲めませんでした」と外来で聞きます。
食後以外の時間帯にのむと何か悪いことがおこるんでしょうか?
実は、ほとんどの薬は、食事と関係なく内服してもほとんど問題ありません。
薬の効果にはあまり影響を及ぼさないのです。
ではなぜ食後がいいのでしょうか?
薬の添付文書をみると、副作用として胃腸障害が多く挙げられています。
胃の中に食物が残っている場合は、ゆっくりと吸収されていきます。
そのため、食後にのむことで胃腸障害を軽減できるのです。
薬は1日に必要な量を処方しています。
朝食を食べていなくても、朝きちんと薬を飲むことをお勧めします。
胃腸障害が心配な方は、少しでも何か食べて薬を飲みましょう。
では、すべての薬が時間を守る必要がないのでしょうか?
数は多くないのですが絶対に指定を守らなければならない薬もあります。

・血糖降下薬
食事をしないで血糖を下げる薬をのめば、低血糖になってしまいます。
そのため、血糖に関連する薬は主治医にきちんと飲み方を聞きましょう。
・ホルモン剤
ホルモン量には日内変動というものがあります。
そのため、ホルモン剤などは、のむ時間帯を守ったほうがいいです。
副腎皮質ホルモン(ステロイド)などが対象となってきます。
漢方はなぜ食前?
漢方薬は食前や食間が多いです。
食前とは、食事の20〜30分前のことです。
食間とは、食事の最中だと思われている方も多いようですが、食事と食事の間という意味で、食事を終えてから約2時間後が目安です。
空腹時に漢方薬を飲むと、食物の影響を受けないで小腸まで届き、腸内細菌によって吸収されやすい状態に変えられます。そのため効果的に薬の効果を発揮することができるのです。
いかがでしたでしょうか?
食事ができていないと薬を飲んでいいか悩むと思います。
悩む場合は一度主治医に相談してみましょう。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
今週は大寒波がやってきて、雪が降る可能性が高くなっています。
「雨が降る前に頭痛が来ます」「気圧が低くなっているのが頭痛でわかります」
当院の頭痛外来には上記のような相談で来られる方が多いです。
頭痛は天気と密接に関係しており、一般的に「天気痛(気象痛)」と呼ばれます。

今回は低気圧に伴う頭痛についてどのように対策していくか紹介していきます。
気象痛とは、天候や気圧の変化に伴って頭痛を引き起こす症状のことです。
実はそのメカニズムは、いまだにはっきりとはわかっていません。
気圧の低下や湿度の変化が関与しており、頭痛やめまい、体のだるさ、関節痛、耳鳴りなどの症状が現れます。
気圧の変化が耳の内耳を刺激し、交感神経系が興奮し、頭痛が引き起こされるという仕組みです。自律神経のバランスを乱すことで発生します。これによって、頭痛やその他の不調が引き起こされます。
頭痛には片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛など多くの種類がありますが、
低気圧が頭痛に与える影響は、とくに片頭痛が多いです。
低気圧が近づくと大気の圧力が下がり、血管が拡張しやすくなります。
この血管の拡張が神経を圧迫して、片頭痛を引き起こします。
また、低気圧は自律神経のバランスを乱すことで、片頭痛の発生を促進します。
さらに、セロトニンにも影響を与え、血管の急激な収縮や拡張を引き起こすことで片頭痛を悪化させることがあります。

睡眠・覚醒のメリハリをつけるためには、朝起きたら朝日を浴びて朝食をしっかりととりましょう。
太陽の光を浴びることで、身体が目覚めて日中活発に過ごせます。
朝すっきりと目覚めるためには質の良い睡眠をとることも大切です。
夜寝れないからとスマートフォンやパソコンなどのブルーライトを発する機器の使用するのではなく、ヨガやアロマ、穏やかな音楽を聴く、半身浴などの自分なりのリラックス方法でスムーズな入眠につなげましょう。
質の良い睡眠をとるためにも、日中は活動的に過ごしましょう。
筋肉を動かす際のエネルギーとして酸素を利用する有酸素運動は、特に心身をリラックスさせてくれます。
少し汗ばむ程度のウォーキングや軽いランニング、サイクリング、ダンスなどの軽く息が弾む程度の運動を行いましょう。
疲れすぎない程度の運動を継続して行うことが大切です。
自分の頭痛が起こりやすいタイミングを把握するために、気圧予報や天気痛予報を活用するのも有効です。
当院では片頭痛の方には「頭痛ダイアリー」を渡しています。
頭痛が起こるときの気圧や天候を記録することで、どのような天候の変化で頭痛が出やすいのかを把握しやすくなります。
頭痛が出やすいパターンがわかると「処方されている薬を前もって飲む」「予定を調整する」などの予防対策が取りやすくなります。
「明日は頭痛が来るかも」という心構えができるだけでも、精神的な余裕を持って頭痛に対処しやすくなります。

天気が悪いと起こる頭痛は背景に片頭痛があることが多いです。
頭痛によって仕事や学校を休まなければならない場合もあり、片頭痛や天気痛は生活の質を大きく低下させる要因となります。
片頭痛の症状を和らげ、生活の質の向上をめざせる治療法として「ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤(「CGRP」頭痛薬剤)」を使った治療があります。
日々の頭痛に悩む方、天気痛が辛い方、頭痛に悩まされない快適な日常を送りたいという方は、頭痛外来のある「しろうず脳神経外科」にお気軽にご相談ください。
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