「天気が悪いと頭がズキズキ痛む」「市販の鎮痛薬が効かなくなってきた」「頭痛くらいで脳神経外科を受診してもいいのかな…」
糟屋郡(新宮町・粕屋町・志免町・久山町・篠栗町・須恵町・宇美町)や近隣の古賀市、福岡市東区エリアで、このようなつらい頭痛に悩まされている方は多いと思います。
「月に2回以上頭痛で薬を飲んでいる方」や「日常に支障が出ている方」は、我慢せずに頭痛外来(脳神経外科)を受診すべきです。 最新の医学に基づいた適切な診断と治療を行うことで、頭痛の頻度や強さを大幅に抑えることが可能です。
本記事では、日本脳神経外科学会専門医である「しろうず脳神経外科」院長が、頭痛外来を受診する目安、最新の片頭痛治療、そして脳検査の重要性について分かりやすく解説します。

以下の項目に1つでも当てはまる場合は、一度脳神経外科・頭痛外来での受診・検査をおすすめします。
・週に1〜2回以上、仕事や家事に支障が出る頭痛が起こる
・市販の頭痛薬を飲む回数が月に10日以上ある(薬物乱用頭痛の危険性があります)
・ズキズキと脈打つ痛みがあり、光・音・においに過敏になる
・吐き気や嘔吐を伴う頭痛がある
・痛む前に視界にキラキラした光(閃輝暗点)が見える
・これまでに経験したことがない急激な激痛が起きた
専門医からのワンポイントアドバイス
市販薬の飲み過ぎは、逆に頭痛を悪化させる「薬物乱用頭痛」を引き起こすことがあります。
「痛くなったら薬を飲む」を繰り返している方は、根本的な治療への切り替えが必要です。
2. 進化する片頭痛の治療法(最新の予防薬・急性期治療薬)
頭痛治療は「痛みを我慢する時代」から「発作を予防し、痛みをコントロールする時代」へと進化しています。
従来のトリプタン系薬剤に加え、現在は新しい作用機序を持つ「ゲパント(CGRP受容体拮抗薬)」など、持病(脳血管障害や心疾患など)がある方でも使いやすい最新の選択肢が登場しています。
「CGRP関連製剤」と呼ばれる予防注射薬や最新の飲み薬を用いることで、頭痛の発作回数自体を劇的に減らすことが可能になりました。片頭痛による不調で日常生活を諦める必要はありません。

頭痛の多くは片頭痛や緊張型頭痛といった「一次性頭痛」ですが、まれに命に関わる「二次性頭痛(脳腫瘍、くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳出血など)」が潜んでいることがあります。
当院(しろうず脳神経外科)では、高性能1.5テスラMRIを完備しており、即日での精密画像検査に対応しています。
脳の断面や血管の状態を精査し、重大な脳疾患がないかを診断します。
当院では、検査画像やわかりやすい説明資料をお渡しし、ご本人だけでなくご家族にもご安心いただけるよう丁寧なコミュニケーションを徹底しています。
A. はい、糟屋郡全域から多数ご来院いただいております。
当院はJR新宮中央駅から徒歩約2分、敷地内に専用駐車場も完備しております。粕屋町、久山町、篠栗町、志免町、古賀市、福岡市東区などからもアクセスしやすい立地です。
A. 痛みは全くありません。
横になっていただいているだけで、検査自体は約15〜20分程度で終了します。大きな音が出ますが、耳栓をご用意しておりますのでご安心ください。
A. はい、初診・再診ともにWeb予約およびLINE予約に対応しています。
24時間いつでも予約可能ですので、事前にお申込みいただくとスムーズにご案内できます。
当院では予約優先制ですので、予約がなくても受診できます。
「たかが頭痛」と放置せず、気になる症状がある方はぜひ一度ご相談ください。
脳神経外科専門医が、あなたに最適な頭痛治療をご提案いたします。
しろうず脳神経外科 院長 白水 寛理
医師・医学博士/脳神経外科専門医
(日本脳神経外科学会・日本頭痛学会・日本脳卒中学会・日本脳神経外科コングレス 所属)
これまでは九州大学脳神経外科を中心に脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など急性期医療に携わり、大学では脳卒中や脳腫瘍、もやもや病などの手術や研究を精力的に行ってきました。くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断をすることで手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、脳の病気であり治療が必要です。当院では頭痛外来を行っており、本人に適した丁寧な治療を心がけています。
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「これまでの頭痛薬(トリプタンなど)があまり効かなくなってきた……」
「新薬の『頭痛を予防する注射』に興味はあるけれど、高額だし針が怖くて踏み出せない」
片頭痛が起きる原因物質「CGRP」をピンポイントで抑える画期的な新薬から、待望の「内服薬(飲み薬)」が登場しました。
それが、「ゲパント系」と呼ばれる新しいタイプの片頭痛治療薬です。
日本では、すでに「ナルティーク(一般名:リメゲパント)」と「アクイプタ(一般名:アトゲパント)」という2つのゲパント内服薬が使用可能となっており、これまでの頭痛治療の常識をガラリと変えています。
今回は、福岡県糟屋郡新宮町で頭痛外来・予防医療を行う脳神経外科医の視点から、この最先端の治療薬「ゲパント」のメカニズムや、2つの薬(ナルティーク・アクイプタ)の違い、そしてどのような患者様に向いているのかを分かりやすく徹底解説します。

従来のロキソニンなどの痛み止めは、体全体の炎症を抑えるものでした。
また、片頭痛の特効薬とされてきた「トリプタン(マクサルト、アマージなど)」は、拡張した脳の血管を「ギュッと縮める」ことで痛みを抑える仕組みでした。
これに対し、最新のゲパント系内服薬はまったく異なるアプローチをします。
片頭痛が起きるとき、脳の血管の周りにある三叉神経(さんさしんけい)から、血管を拡張させて強い痛みを引き起こす「CGRP(シージーアールピー)」という物質が大量に放出されます。
ゲパント系の薬は、このCGRPがキャッチされる場所(受容体)に先回りして蓋をし、痛みの信号が脳に伝わるのを強力にブロックします。
トリプタン製剤は血管を収縮させる作用があるため、心筋梗塞や脳梗塞の既往がある方、あるいは重度の高血圧や動脈硬化がある患者様には「禁忌(使えない)」とされていました。
また、飲むと「胸が締め付けられる」「喉が詰まる」といった独特の副反応に苦しむ方も少なくありませんでした。
しかし、ゲパント系は血管を収縮させずに痛みの伝達だけを抑えるため、血管リスクがある方にも安全に使用でき、トリプタン特有の胸苦しさもほぼありません。
同じゲパント系の薬ですが、この2つは「使い方」や「目的」が大きく異なります。
ご自身の頭痛のタイプに合わせて、最適な方を医師が処方します。
| ナルティーク(リメゲパント) | アクイプタ(アトゲパント) | |
| 主な目的 | 「痛みを止める(急性期)」 + 「予防する」 | 「頭痛の回数を減らす(予防専用)」 |
| 飲むタイミング | 頭痛が起きた時(頓服)、または1日おき(予防) | 毎日1回(朝など、決まった時間に毎日服用) |
| 特徴 | 口の中でサッと溶けるOD錠(水なしでも飲める) | 毎日飲むことで、片頭痛の発生自体を徹底的に予防する |
| こんな人におすすめ |
・頭痛が起きた時の確実な特効薬が欲しい方
・「時々、集中的に痛む時期がある」という方 |
・月に4〜8回以上、頻繁に片頭痛が起きる方
・「とにかく頭痛の回数自体を激減させたい」方 |

以下のようなお悩みがある方は、ゲパント系内服薬(ナルティーク、アクイプタ)への切り替え、または組み合わせで、これまでの頭痛ライフが劇的に楽になる可能性があります。
□ 従来のトリプタン製剤(マクサルト、アマージなど)があまり効かない、または効くまでに時間がかかる
□ トリプタンを飲むと、胸が締め付けられたり、肩こりがひどくなったりして辛い
□ 血圧が高い、過去に血管の病気をしたなどの理由でトリプタンが使えない
□ 月に何度も頭痛が起きるが、予防の「注射(エムガルティ等)」は高額で、針も怖いため抵抗がある

最新の医療技術で作られた新薬であるため、従来の痛み止めに比べると薬価(薬の値段)はやや高めです。
しかし、3割負担の保険診療が適用されます。何より、「毎日のように頭痛に怯え、市販の痛み止めを大量に買い、仕事のパフォーマンスを落としていたコスト」を考えると、頭痛の回数そのものを減らせるゲパント系の治療は、生活の質(QOL)を考慮すると非常にコストパフォーマンスが高い治療と言えます。
※実際の処方にあたっては、アレルギーや他の持病(特に重度の肝機能障害など)がないかを確認し、適切な用量を決定します。

片頭痛は「たかが頭痛、我慢すればいい」という病気ではありません。
痛みを我慢して市販薬を飲みすぎると、かえって脳の痛みセンサーが過敏になり、頭痛が悪化する「薬物乱用頭痛」を引き起こすこともあります。
ゲパント系内服薬の登場により、片頭痛治療は「痛くなってから無理に耐える」時代から、「スマートに痛みそのものを起こさせない」時代へと完全にシフトしました。
当院は、福岡県糟屋郡新宮町にある脳神経外科クリニックです。
最新のMRIによる器質的疾患(脳の病気)の除外はもちろん、頭痛外来において患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適な頭痛薬(トリプタン、各種CGRP注射薬、そして最新のナルティークやアクイプタ)をご提案しています。
新宮町内はもちろん、東区、古賀市、福津市、久山町からもアクセスしやすい立地(広い駐車場完備)にございます。
お一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。
しろうず脳神経外科 院長 白水 寛理
医師・医学博士/脳神経外科専門医
(日本脳神経外科学会・日本頭痛学会・日本脳卒中学会・日本脳神経外科コングレス 所属)
これまでは九州大学脳神経外科を中心に脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など急性期医療に携わり、大学では脳卒中や脳腫瘍、もやもや病などの手術や研究を精力的に行ってきました。くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断をすることで手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、脳の病気であり治療が必要です。当院では頭痛外来を行っており、本人に適した丁寧な治療を心がけています。
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「布団に入ってからも、ついついスマホをダラダラ見てしまう……」 「朝起きた瞬間から、頭全体がズキズキ・重だるい気がする」
そんなお悩みはありませんか?
近年、スマートフォンの長時間使用が引き起こす現代病、通称「デジタル頭痛」で来院される患者様が非常に増えています。
特に「寝る直前のスマホ」は、画面から発せられるブルーライトが脳を異常に興奮させ、頭痛体質を作る最悪の引き金(トリガー)になってしまいます。
今回は、福岡県糟屋郡新宮町周辺で頭痛外来・予防医療に注力している脳神経外科医の視点から、ブルーライトが脳を狂わせる医学的なメカニズムと、睡眠と脳を守るための具体的なデジタルデトックス法について詳しく解説します。

なぜ、スマホの光を見るだけで頭痛が起きてしまうのでしょうか。
これには、目から入った光が脳の「コントロールセンター」を刺激する仕組みが関係しています。
私たちの目にある網膜には、ブルーライト(青色光)を感知する特殊な細胞があります。
この細胞が強い光を捉えると、脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」という体内時計を司る部分に信号が送られます。
本来、夜になると脳の松果体(しょうかたい)という場所から、眠気を誘うホルモン「メラトニン」が分泌されます。
しかし、寝る直前にスマホのブルーライトを浴びると、脳は「今は昼間だ!」と錯覚し、メラトニンの分泌を急激にストップさせてしまいます。その結果、脳が覚醒・興奮状態に陥り、深く眠れなくなってしまうのです。
片頭痛の患者様の脳は、もともと光や音などの外部刺激に対して非常に「過敏」という特徴があります。
スマホの画面を至近距離で見続けると、強烈な視覚刺激が脳の「視床(ししょう)」という痛みを中継する場所をダイレクトに興奮させます。この脳の興奮が、頭痛を引き起こす三叉神経(さんさしんけい)を刺激し、目の奥の痛みやズキズキとした片頭痛を誘発するのです。

以下のような症状に心当たりがある場合、あなたの頭痛は疲れ目(眼精疲労)だけではなく、脳がブルーライトによって異常興奮しているサインかもしれません。
□ 布団に入ってからもスマホを見てしまい、寝付きが非常に悪い
□ 朝起きた瞬間から、頭全体が締め付けられるように重だるい
□ スマホの画面を見ていると、目の奥がチクチク・ズキズキ痛む
□ 休日にたくさん寝たはずなのに、頭痛や疲労感が取れない
□ デスクワークで1日8時間以上パソコンやスマホの画面を見ている
「仕事でもプライベートでもスマホが手放せない」という現代人のために、脳の過敏さを抑えて熟睡を手に入れるための医学的ハックをお伝えします。
脳を夜のモード(リラックス状態)に切り替えるためには、ベッドに入る1時間前にはスマホやパソコンの画面を見るのをやめましょう。
どうしても見なければならない場合は、スマホの画面設定を「ナイトシフト(夜間モード)」に変更してブルーライトをカットするか、ブルーライトカット眼鏡を着用して、脳への直接的な視覚刺激を最小限に抑えてください。
脳の興奮を鎮めるためには、環境づくりも大切です。
寝室の照明が蛍光灯のような青白い光(昼光色)だと、それだけで脳の覚醒を促してしまいます。
夕方以降は、間接照明や温かみのあるオレンジ色のライト(電球色)に変えることで、脳に「これから夜が来るよ」と教え、自然なメラトニンの分泌を促しましょう。

夜にブルーライトを浴びて狂ってしまった体内時計は、翌朝の「本物の太陽の光」でリセットできます。
朝起きたらまずカーテンを開け、15秒ほど朝の光を浴びましょう。
これにより、脳の体内時計が正しく上書きされ、その日の夜に再び正しいタイミングでメラトニンが分泌されるようになります。

寝る前のスマホによるデジタル頭痛は、「ただの寝不足」「いつもの頭痛」と放置されがちです。
しかし、睡眠の質が落ちると脳のゴミ(疲労物質)が睡眠中に掃除されなくなり、さらに脳が過敏になって頭痛が頻発するという恐ろしい悪循環に陥ってしまいます。
また、痛みを市販の鎮痛薬でごまかし続けると、かえって頭痛が悪化する「薬物乱用頭痛」を引き起こすリスクもあります。
頭痛は、脳が「これ以上刺激を入れないで、休ませて!」と発しているSOSのサインです。
当院は、福岡県糟屋郡新宮町にある脳神経外科クリニックです。最新の高性能MRIを完備し、頭痛外来・めまい外来を通じて地域のみなさまの脳の健康をサポートしています。
新宮町内はもちろん、東区や古賀市、福津市、久山町からもアクセスしやすい立地(広い駐車場完備)にございます。
「朝起きたときから頭痛がして辛い」「スマホが原因かもしれないけれど、どう改善していいか分からない」という方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
しろうず脳神経外科 院長 白水 寛理
医師・医学博士/脳神経外科専門医
(日本脳神経外科学会・日本頭痛学会・日本脳卒中学会・日本脳神経外科コングレス 所属)
これまでは九州大学脳神経外科を中心に脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など急性期医療に携わり、大学では脳卒中や脳腫瘍、もやもや病などの手術や研究を精力的に行ってきました。くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断をすることで手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、脳の病気であり治療が必要です。当院では頭痛外来を行っており、本人に適した丁寧な治療を心がけています。
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近年、健康志向やフィットネスブームの高まりとともに、ジムで筋トレをされる方が非常に増えています。
その一方で、「スクワットで息を止めて踏ん張った瞬間に、頭がズキッと激しく痛んだ」「ベンチプレス中に突然、後頭部に衝撃が走った」というご相談をいただく機会が増えています。
これは、医学的に「一次性労作性頭痛(労作性頭痛)」と呼ばれる、運動や強い負荷がトリガー(引き金)となって起こる頭痛です。
「筋トレのやりすぎかな」と放置されがちですが、中には脳の危険な病気の初期症状(二次性頭痛)が隠れていることもあるため、正しい知識が必要です。
今回は、福岡・新宮町周辺で健康維持やトレーニングに励む皆様に向けて、筋トレ中に頭痛が起きるメカニズムと、安全にトレーニングを続けるための対策、そして病院を受診すべき危険なサインについて脳神経外科医の視点から分かりやすく解説します。

運動や息を止める行為が、なぜ頭痛に結びつくのでしょうか。これには「脳の圧力(脳圧)」と「血管の拡張」が深く関係しています。
筋トレで重いウエイトを持ち上げるときや、無意識に息を止めてグッと力を入れるとき、体には強い圧力がかかります(これをバルサルバ効果と呼びます)。 このとき、胸や腹部の圧力が上がると、脳から心臓へ戻る血液の流れが一時的に滞ってしまいます。
行き場をなくした血液が頭に充満することで、脳全体の圧力(脳圧)が急激に高まり、周囲の神経を圧迫してズキッとした激しい痛みを引き起こすのです。

筋トレ中に正しく呼吸ができず、息を止めてしまうと、脳への酸素供給が一瞬低下します。
脳は「酸素が足りない!」と判断すると、より多くの血液を取り込もうとして、脳の血管を急激に広げます。
この血管が急に広がる際の刺激が、周囲の三叉神経(痛みを伝える神経)を直撃し、片頭痛によく似たドクドク・ズキズキとする強い痛みを発生させます。
労作性頭痛は、特に以下のような「瞬間的に強い負荷がかかるシチュエーション」で起こりやすいのが特徴です。
○起きやすい種目・行動
・スクワットやレッグプレスなど、下半身の重いトレーニング
・ベンチプレスやデッドリフトなど、最大筋力を発揮する瞬間
・水泳で息を長く止めて強く泳いだとき、または短距離走のダッシュ
○症状の特徴
・力を入れた「その瞬間」または「直後」に、頭の両側(または後頭部)がズキズキ痛む
・痛みは数分でおさまることもあれば、数時間〜1日近く重だるさが続くこともある
・一度痛むと、その日のうちは軽い負荷でも再発しやすい
「せっかく始めた筋トレを辞めたくない」「安全にバルクアップしたい」という方のために、医学的な視点から頭痛を防ぐアプローチ法をお伝えします。
トレーニング中に最もやってはいけないのが、息を止めて「ウッ」と踏ん張ることです。
筋肉を収縮させるとき(重いものを持ち上げるとき)に「口からフーーッと息を吐き出す」、ウエイトを下ろすときに「鼻から吸う」という基本の呼吸法を徹底してください。
声を出しながら(「1、2、3…」と数えながら)行うのも、強制的に息を吐き出せるため非常に効果的です。
ジムに到着してすぐ、いきなりメインの重さに挑戦すると血管が驚いてバグを起こします。
まずは軽い有酸素運動やストレッチで全身の血流を良くし、軽い重量から段階的にステップアップしていきましょう。
また、セット間のインターバル(休憩)をいつもより長めに(2〜3分)とり、脳の血流と血圧がしっかり落ち着いてから次のセットに入るようにしてください。
脱水状態の血液はドロドロになりやすく、血管への負担を強めます。
トレーニング前・中にはこまめに水分を摂取しましょう。
また、冷房が効きすぎているジムで首元が急激に冷えると、首の筋肉が緊張して頭痛(緊張型頭痛)を併発しやすくなります。
首回りを冷やしすぎない工夫も大切です。
ほとんどの労作性頭痛は、適切な呼吸法や休息で自然に改善する「心配のない頭痛(一次性)」です。
しかし、中には脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)の破裂によるくも膜下出血や、脳血管の異常(可逆性脳血管攣縮症候群:RCVSなど)が筋トレの負荷をきっかけに発症しているケースがあります。

以下の症状に一つでも当てはまる場合は、トレーニングを即座に中止し、我慢せずにすぐに脳神経外科を受診してください。
・「バットで殴られたような」これまでに経験したことがない激しい頭痛が突然起きた
・筋トレを終えて何日も経つのに、頭の痛みがどんどん強くなっている
・頭痛と一緒に、吐き気や嘔吐、めまいが起きている
・視界が二重になる、手足に力が入りにくい、ろれつが回らない
「筋トレ中の頭痛くらい、よくあること」と市販の痛み止めを飲んで誤魔化しながらトレーニングを続けるのは、非常に危険です。
薬の飲みすぎは、かえって脳を過敏にさせる「薬物乱用頭痛」を引き起こす原因にもなります。
当院では、最新のMRI・MRA検査を用いて、脳の血管に隠れた異常(動脈瘤や血管の狭窄など)がないかをピンポイントで精密に診断しています。
「頭痛を気にせず、思い切りトレーニングを楽しみたい」「自分の呼吸法や血圧が心配」という福岡エリア・新宮町周辺の方は、どうぞお気軽に当院の頭痛外来までご相談ください。
しろうず脳神経外科 院長 白水 寛理
医師・医学博士/脳神経外科専門医
(日本脳神経外科学会・日本頭痛学会・日本脳卒中学会・日本脳神経外科コングレス 所属)
これまでは九州大学脳神経外科を中心に脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など急性期医療に携わり、大学では脳卒中や脳腫瘍、もやもや病などの手術や研究を精力的に行ってきました。くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断をすることで手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、脳の病気であり治療が必要です。当院では頭痛外来を行っており、本人に適した丁寧な治療を心がけています。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡市東区、糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
美容院でのシャンプーは、本来とてもリラックスできる至福の時間です。
しかし、シャンプー台から起きた瞬間に「目の前がぐるぐる回る」「フワフワしてまっすぐ歩けない」といった症状に襲われたことはありませんか?
「少し疲れているだけかな」と見過ごしてしまいがちですが、これには「美容院脳卒中症候群」という、首の血管の血流障害が深く関係しているケースがあります。
最悪の場合、本物の脳卒中(脳梗塞)に繋がることもあるため、正しい知識を持っておくことが大切です。
今回は、福岡・新宮町周辺で多くの頭痛やめまいの患者様を診療している脳神経外科医の視点から、その恐ろしいメカニズムと、美容院で実践できる予防対策、そして見逃してはいけない危険なサインについて詳しく解説します。
なぜ、シャンプー台に寝るだけでめまいや頭痛が起きてしまうのでしょうか。
その原因は、首の骨の中を通っているデリケートな血管にあります。

私たちの脳(特に体のバランスを司る小脳や脳幹)には、首の後ろ側にある「椎骨動脈」という太い血管を通って血液が送られています。
美容院のバックシャンプー台(仰向けになるタイプ)で頭を後ろに大きく反らせ、首だけで頭の重さを支える姿勢をとると、この椎骨動脈が首の骨によってギュッと圧迫されてしまいます。
首が圧迫されて血管が狭くなると、脳への血流が一気に低下し、シャンプー中に「気が遠くなるような感覚」や「だるさ」を覚えます。 さらに恐ろしいのは、シャンプーが終わって首の後ろの圧迫が急に解除された瞬間です。
止まっていた血液が一気に勢いよく流れ出す際、血管の壁に傷がついたり、剥がれた血栓(血の塊)が脳の奥へと飛んでいって微小な脳梗塞を引き起こす原因になるのです。
特に以下のような特徴に当てはまる方は、首の血管が圧迫されやすいため注意が必要です。
□ 首こり・肩こりがひどい、またはストレートネックと言われたことがある
□ もともと血圧が高い、または動脈硬化を指摘されている
□ 過去に、上を見上げたり首を回したりしたときに、フワッとめまいがしたことがある
□ シャンプー台のタイプに関わらず、仰向けで首を固定されるのが苦手

「美容院に行くのが怖くなってしまった……」という方も安心してください。
首への負担を減らす医学的なハックを知っていれば、安全におしゃれを楽しむことができます。
シャンプー台のネッククッションと、ご自身の首の間に隙間があると、頭の重みで首が過剰に後ろへ反り返ってしまいます。
美容師さんに「首の後ろが痛くなりやすいので、隙間にバスタオルを丸めて挟んでいただけますか?」と一言伝えてみてください。
首のカーブがサポートされ、血管への圧迫を劇的に軽減できます。
最近の美容院では、ベッドのように完全に真横に寝るタイプ(フルフラットシート)や、後頭部を2点で支えて首への負担をほぼゼロにする高級シャンプー台を導入している店舗が増えています。
予約する前に、ホームページなどでシャンプー台の設備をチェックしてみるのもおすすめです。
ヘッドスパなど長時間の施術を受ける際は、途中で一度頭を動かしたり、軽く体制を変えさせてもらったりするようスタイリストに相談しましょう。
また、施術後は急にガバッと起き上がらず、ゆっくりと時間をかけて上体を起こすように意識してください。
もし美容院から帰った後、または数日以内に以下のような症状が現れた場合は、単なる疲れではありません。
一刻を争う隠れ脳梗塞(脳卒中)のサインである可能性があるため、すぐに脳神経外科を受診してください。
□めまいやふらつきが治まらず、まっすぐ歩けない
□後頭部や首の後ろが、これまでに経験したことがないほど激しく痛む
□手足に力が入らない、あるいは片側の手足や顔がしびれる
□ろれつが回らない、他人の言葉がうまく理解できない
□視界が二重になる、片方の目が見えにくくなる
美容院脳卒中症候群は、事前のちょっとした工夫で防ぐことができるものです。
しかし、「最近美容院に限らず、上を見上げるだけでクラクラする」「慢性的にめまいや頭痛が続いて不安」という場合は、すでに首や脳の血管に何らかのサインが出ているサインかもしれません。
当院では、最新のMRI・MRA機器を用いて、首から脳にかけての血管の太さや血流の状態を確認する精密検査(頭痛・めまい外来)を行っています。
原因をあらかじめ知っておくことは、将来の重大な脳卒中を未然に防ぐ最高の予防医療です。
何か気になる症状がございましたら、我慢せずに、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡市東区、糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。

暑い日にかき氷やアイスクリームを急いで食べたとき、こめかみや額が「キーン!」と激しく痛んだ経験はありませんか?
誰もが経験するこの現象、実は医学界でも正式に「アイスクリーム頭痛(Ice-cream headache)」という名前で登録されている立派な頭痛の一種です。
「冷たいものを食べたから仕方ない」と思われがちですが、実はこのとき、あなたの脳の中ではある「2つのバグ」が起きています。
今回は、脳神経外科医の視点から、アイスクリーム頭痛が起きる驚きのメカニズムと、医学的に正しい「キーン!」の防ぎ方・治し方を分かりやすく解説します。
冷たいものは口の中(喉)を通っているのに、なぜ「頭」が痛くなるのでしょうか?
それには、脳の神経と血管の複雑な仕組みが関係しています。
人間の顔や口の中の感覚は、「三叉神経(さんさしんけい)」という太い神経を通って脳に伝えられます。
冷たいものが急に喉を通過すると、三叉神経は脳に「冷たい!」という信号を送ります。
しかし、その刺激が強すぎると、脳はどこから来た信号なのか混乱してしまい、喉の冷たさを「頭が痛い!」と勘違いして処理してしまうのです。
これを医学用語で「関連痛(かんれんつう)」と呼びます。
冷たいものが口の中に入ると、体は一時的に体温を奪われまいとして、口の中の血管をキュッと収縮させます。
しかし、その直後に冷たいものが通り過ぎると、今度は急激に冷えた場所を温めようとして、反動で血管を一気に太く拡張させます。
この血管が急激に広がる際の刺激が、周囲の神経を刺激してズキズキとした強い痛みを引き起こすのです。
これは、片頭痛が起きるメカニズムと非常によく似ています。
実は、アイスクリーム頭痛は全員が同じように感じるわけではありません。
医学的な研究では、普段から「片頭痛(へんずとう)」に悩まされている人ほど、アイスクリーム頭痛を起こしやすいというデータがあります。
片頭痛持ちの方は、もともと脳の血管や三叉神経が通常よりも「過敏」な状態にあるため、冷たい刺激に対しても脳のバグ(関連痛)が起きやすいと考えられています。
「キーンとなるのは嫌だけど、冷たいスイーツは美味しく食べたい!」という方のために、脳外科医が教える医学的なアプローチ法をご紹介します。

最も効果的な予防法は、口の中の温度変化を緩やかにすることです。
かき氷やアイスは一口の量を少なくし、時間をかけてゆっくり味わいましょう。
もし「あ、急いで食べちゃったな」と思ったら、スプーンを口から離し、舌の裏(口の天井部分)を喉の奥に押し当てるようにすると、口内の急激な冷え込みを防ぎ、血管の急激なリバウンドを抑えることができます。
もし「キーン!」と痛くなってしまったら、冷えてバグを起こしている神経を落ち着かせましょう。
持っている温かい飲み物のペットボトルや、手のひらをおでこや喉元、こめかみに当てることで、血管の急激な変化や神経の興奮を和らげ、痛みを早く落ち着かせることができます。
アイスクリームよりも、細かい氷が密集している「かき氷」や「フローズンドリンク」の方が、喉を一気に冷やすため痛みが強く出やすいです。
頭痛が気になる方は、少し時間を置いて柔らかくなったソフトクリームなどを選ぶか、温かいお茶をセットで交互に飲むのが医学的におすすめです。
アイスクリーム頭痛は、一時的な脳の錯覚(バグ)であるため、時間が経てば自然に治まります。
体に害があるものではありませんので、安心してくださいね。
しかし、「冷たいものを食べていないのに、夏場にずっと頭が重い」「ズキズキする頭痛の回数が増えてきた」という場合は、単なるアイスクリーム頭痛ではなく、夏の脱水症状による頭痛や、冷房による寒暖差からくる「片頭痛」など、別の原因が隠れている可能性が高いです。
当院では、患者様お一人おひとりの頭痛のタイプを正しく診断し、快適な毎日を送るための予防医療を行っています。
ここ福岡・新宮町周辺で「最近頭痛が多くて悩んでいる」「市販の痛み止めが手放せない」という方は、我慢せずにどうぞお気軽に当院までご相談ください。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡市東区、糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「お気に入りのポニーテールやお団子ヘアにしていると、夕方になるにつれて頭がズキズキ、ピリピリ痛んでくる……」
そんな経験はありませんか?「髪型をほどくと楽になるから病気ではないだろう」と思いつつも、地味に辛いこの頭痛。
実は医学的にも「ポニーテール頭痛(牽引性頭痛)」や「頭皮神経痛」として知られている立派な頭痛の一種です。
特に日々忙しく働く方や、福岡のトレンドヘアを楽しみたい方にとって、髪型のせいで集中力が途切れてしまうのは避けたいところですよね。
今回は脳神経外科医の視点から、髪をむすぶと頭が痛くなる医学的な原因(メカニズム)と、おしゃれを諦めずにできる具体的な対策について詳しく解説します。

髪の毛自体には神経が通っていませんが、髪を引っ張ることで頭皮や脳の神経に負担がかかります。原因は大きく分けて2つあります。
頭皮には、網の目のように細い神経が張り巡らされています。
特に、後頭部からてっぺんに向かって走る「大後頭神経(だいこうとうしんけい)」や、側頭部を通る神経は、外部からの刺激に敏感です。
ポニーテールやお団子ヘアで髪をきつく結び続けると、これらの神経が持続的に引っ張られ、興奮状態になります。これが、頭皮がピリピリ、チクチク痛む原因です。
髪を強く結ぶと、頭皮だけでなく頭の筋肉(側頭筋や後頭筋)も同時に引っ張られて緊張します。
筋肉が緊張すると血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質が蓄積します。
これにより、頭全体がギューッと締め付けられるような「緊張型頭痛」が引き起こされます。
さらに、もともと片頭痛持ちの方は、この神経への刺激がトリガー(引き金)となって激しい片頭痛へ発展することもあります。
以下のような症状やタイミングがあれば、それは髪型が原因の頭痛です。
□ 髪を結んでから数時間経つと、決まった場所(結び目の周囲や後頭部)が痛くなる
□ 髪型をほどくと、嘘のようにだんだん痛みが引いていく
□ 頭痛だけでなく、頭皮に触れたり、ブラシを通したりするだけでピリッと痛む
□ 髪の重さ(ロングヘアの方)や、ヘアピンの多さで痛みが強くなる

「頭痛は嫌だけど、お気に入りの髪型は変えたくない」という方のために、脳外科医が推奨する日常のセルフケアをお伝えします。
毎日同じ位置でポニーテールやお団子を作っていると、特定の神経だけが集中してダメージを受けてしまいます。
〇今日は高めのポニーテール、明日は低めのローポニー
〇お団子の位置を左右に少しずらす
〇髪の分け目を定期的に変える
このように、「引っ張られる神経の場所を毎日変える」だけで、頭痛のリスクを劇的に減らすことができます。
太いゴムでキツキツに結ぶのはNGです。
〇スプリング状のゴム(コイルヘアゴム)や、シュシュ、リボンなど圧力が分散しやすいアイテムを使う
〇ヘアピンで頭皮を強く固定しすぎない
〇ホールド力のあるスタイリング剤を活用し、ゴム自体は少し緩めに結ぶ
「痛いな」と感じたら、我慢せずに一度髪をほどくのが最大の治療です。
ほどいた後に、以下の簡単なマッサージを行うと、血流が再開して痛みの物質が流れていきます。
〇手のひら(手の付け根の硬い部分)をこめかみや耳の上に当てる
〇頭皮を上に持ち上げるように、円を描きながら優しくもみほぐす(30秒〜1分)
※爪を立てず、指の腹や手のひら全体で「頭皮を動かすイメージ」で行ってください。
ポニーテール頭痛は、髪型を変えたり緩めたりすることで解決することがほとんどです。
しかし、「痛いから」といって毎日市販の鎮痛薬(痛み止め)を飲みながら無理にその髪型を続けていると、今度は脳の痛みセンサーがバグを起こす「薬物乱用頭痛」という別の病気を引き起こしてしまう恐れがあります。
当院では、頭痛の根本的な原因を検査(MRIなど)で見極めることはもちろん、患者様のライフスタイルに合わせたアドバイスや、過敏になった神経・脳をケアする予防医療を行っています。
「髪型を変えても頭痛が治まらない」「頭皮のピリピリ感がずっと続いて不安」という福岡、新宮町周辺にお住まいの方は、ぜひ一度、お気軽に当院の頭痛外来までご相談ください。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡市東区、糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。

「急に目の前がぐるぐる回る」「一瞬、体がふわっと浮くようなふらつきがある……」
めまいやふらつきを経験したとき、多くの人が最初に悩むのが「これって何科に行けばいいの?」という問題です。
「耳が原因なら耳鼻咽喉科」「脳が原因なら脳神経外科」と言われますが、自分ではなかなか判断がつきませんよね。
特にここ福岡エリアでは、気候の変動や日々のストレスからめまいを訴えて受診される方が多くいらっしゃいます。
中には、一刻を争う脳の病気が隠れているケースもあるため、正しい見分け方を知っておくことが非常に重要です。
今回は、脳神経外科医の視点から、耳鼻科に行くべきめまいと、脳外科に駆け込むべき危険なめまいの「見分け方のポイント」を分かりやすく解説します。
めまいは、その症状の現れ方によって大きく3つのタイプに分類されます。まずはご自身のめまいがどれに当てはまるかを確認してみましょう。
症状の特徴: 自分や周囲の景色が時計回りにぐるぐる回る、天井がひっくり返るように感じる。
主な原因: 主に「耳(内耳)」の異常によって起こります。
代表的な病気には「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」や「メニエール病」などがあります。
症状の特徴: 体がフワフワ浮いている気がする、足元がおぼつかない、まっすぐ歩けない。
主な原因: 「脳(小脳や脳幹)」の異常、または自律神経の乱れや血圧の変動が原因であることが多いです。
症状の特徴: 立ち上がった瞬間にクラッとする、意識が遠のきそうになる。
主な原因: 起立性低血圧(貧血)や、心臓の病気による一時的な脳血流の低下などが考えられます。
受診先に迷ったときは、「めまい以外の症状が一緒に起きているか」が最大の判断基準になります。
めまいと同時に、以下のような「耳の症状」がある場合は、まずは耳鼻科への受診をおすすめします。
□ めまいに合わせて片方の耳が聞こえにくい、詰まった感じ(耳閉感)がある
□ ザー、キーンといった耳鳴りがする
□ 頭の向き(寝返りを打ったときなど)を変えた瞬間に激しいめまいがするが、数十秒でおさまる
以下のような症状が一つでも当てはまる場合は、脳梗塞や脳出血などの重大なサインかもしれません。
我慢せず、すぐに脳神経外科を受診してください。夜間や激しい場合は救急車を呼ぶ必要があります。
□ めまいと一緒に激しい頭痛がする
□ 体の片側にしびれや力が入らない(脱力感)状態がある
□ ろれつが回らない、言葉がうまく出てこない
□ 物が二重に見える、急に視野が狭くなった
□ まっすぐ歩けず、どちらか一方に傾いてしまう
□ 意識がぼんやりする、強い吐き気や嘔吐がある

「耳の症状はないけれど、なんとなく毎日体がフワフワ・ふらふらする」
このような浮動性めまいの背景には、脳の後ろ側にある「小脳」や「脳幹」という、体のバランスを司る部分の血流障害(隠れ脳梗塞など)や、微小な出血、腫瘍などが隠れていることがあります。
これらは一般的な内科や耳鼻科の検査だけでは見つけることができません。
脳の専門医療機関でMRIなどの精密検査を行い、脳自体に異常がないかを物理的に確認することが、原因特定と重大な病気の予防に向けた唯一の確実なステップとなります。
めまいが起きると、「疲れているだけかな」「寝不足のせいだろう」と放置してしまいがちです。
しかし、めまいは脳や体からの大切な危険信号であるケースが少なくありません。
特に、以下のような方は一度脳のチェックをしておくことを強くおすすめします。
〇40代以降で、高血圧や糖尿病などの持病がある方
〇これまでめまいを経験したことがなく、最近になって頻繁にふらつく方
〇耳鼻科に通っているけれど、一向にフワフワ感が改善しない方
当院では、患者様のお話を丁寧に伺い、めまいの原因がどこにあるのかを的確に診断いたします。
最新の検査機器を用いた脳のチェック(MRI検査)はもちろん、生活習慣の改善や、脳のコンディションを整える予防医療まで幅広くサポートしています。
「何科に行けばいいかわからない」と一人で悩まずに、まずはどうぞお気軽に当院へご相談ください。
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「雨の前や台風の日に頭がズキズキ痛む……」という天気痛(気象病)でお悩みの方は多いかもしれません。
しかし、「晴れていて気圧も安定しているのに、なぜか頭が重い、頭痛がする」という日はありませんか?
特にここ福岡エリアでは、春先から初夏にかけて「PM2.5」や「黄砂」の飛来がニュースになる日が多くあります。
実は、これら大気中の微小粒子物質は、アレルギーだけでなく「頭痛」を直接引き起こしたり、悪化させたりする原因になることが医学的にも分かっています。
今回は、福岡エリアに多いPM2.5や黄砂が脳に与える影響(メカニズム)と、今すぐできる具体的な対策について、脳神経外科医の視点から分かりやすく解説します。
「ただの空気の汚れで、なぜ頭まで痛くなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。これには、脳の神経と血管が深く関係しています。
PM2.5は、髪の毛の太さの30分の1以下という非常に微細な粒子です。そのため、鼻の粘膜や奥深く(副鼻腔)まで簡単に侵入してしまいます。 鼻の奥には、顔や頭の感覚を脳に伝える「三叉神経(さんさしんけい)」という大きな神経が通っています。
侵入した微粒子がこの神経を直接刺激すると、脳の血管を拡張させるシグナルが送られ、ズキズキと波打つような片頭痛の発作を誘発してしまうのです。
吸い込んだPM2.5や黄砂(付着した細菌や化学物質を含む)が呼吸器や血管に入り込むと、体はこれらを異物とみなして排除しようとします。このとき、体内で軽い「炎症」が引き起こされます。
この炎症物質が血液をめぐって脳の血管に到達すると、血管の周囲に炎症を広げ、脳全体の「酸化ストレス(細胞のサビつき)」を高めてしまいます。これが、頭全体が重だるくなるような頭痛の原因となります。

以下のような症状やタイミングに心当たりがある場合、あなたの頭痛は低気圧ではなく「大気汚染物質」がトリガー(引き金)になっている可能性があります。
・天気は良い(高気圧で晴れている)のに、なぜか体調が悪い
・頭痛と一緒に「目のチクチク感」「喉のイガイガ」「肌荒れ」が起きている
・おでこの奥や、目の奥、こめかみあたりが重く痛む
・いつも使っている頭痛薬(鎮痛薬)が効きにくい気がする
PM2.5や黄砂による頭痛を防ぐためには、「体内に原因物質を入れないこと」と「体の中の炎症を抑えること」のダブルケアが重要です。

まずは毎日の予報を確認しましょう。PM2.5の数値が高い日は対策を意識してください。外出時は、通常の不織布マスクではなく、微粒子をブロックできる「N95」や「DS2」といった規格の高機能マスク、またはそれに準ずる高性能なサージカルマスクを隙間なく着用するのが効果的です。
目に見えなくても、服や髪には多くの微粒子が付着しています。帰宅後は玄関前で上着をよく払い、できるだけ早くシャワーを浴びて洗い流しましょう。
また、飛来が多い日は窓を閉め切り、空気清浄機をフル稼働させて室内の空気をクリーンに保つことが脳へのストレスを減らすことに繋がります。
体内に入ってしまった微粒子の代謝を促すため、こまめな水分補給を心がけてください。
さらに、脳の酸化ストレス(炎症)を抑えるために、ビタミンCやビタミンEなどを多く含む食事を意識しましょう。
当院では、セルフケアだけでは追いつかない脳のサビ取り・デトックスとして、細胞レベルで抗酸化をサポートする「グルタチオン点滴」などのメニューもご用意しています。
PM2.5や黄砂による頭痛は、「アレルギーだから仕方がない」「季節が変わるまで我慢しよう」と見過ごされがちです。
しかし、痛みを我慢して市販の鎮痛薬を頻繁に(月に10〜15日以上)飲み続けていると、脳の痛みセンサーがさらに過敏になり、かえって頭痛が悪化する「薬物乱用頭痛」という二次的な病気を引き起こすリスクもあります。
頭痛は、あなたの脳からの「お休みサイン」です。原因を正しく見極め、適切な予防薬やケアを取り入れることで、痛みに振り回される日は劇的に減らすことができます。
「いつもと違う頭痛が続く」「薬の量が増えて不安」という方は、我慢せずに、どうぞお気軽に脳の専門医である当院へご相談ください。
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「ズキズキと激しい痛みが襲ってくる片頭痛。少しでも楽になりたくて、おでこに『冷えピタ(冷却シート)』を貼った経験はありませんか?
実は、冷えピタなどの冷却ケアは片頭痛の痛みを和らげる手段として、医学的にも理にかなっています。
しかし、頭痛のタイプや使い方を間違えると、効果が出ないばかりか逆効果になってしまうことも。
今回は、脳神経外科医の視点から、片頭痛が起こるメカニズムや冷えピタが効く理由、そして効果を最大化する正しい使い方について詳しく解説していきます。
片頭痛に悩む方は非常に多いですが、その原因は多岐にわたり、個々人の生活環境や体の状態によって異なります。
片頭痛は家族性の疾患であることが多く、親や兄弟に片頭痛を持つ人がいる場合、そのリスクが高まります。
特に、母親が片頭痛を持つ場合、子どもが同じ症状を経験する可能性が高くなります。
仕事のプレッシャーや人間関係のトラブルなど、日常生活におけるストレスは片頭痛の代表的な誘因(トリガー)です。
また、睡眠パターンの乱れや運動不足が症状の悪化に寄与することもあります。
赤ワインやチョコレート、加工食品に含まれる成分が脳の神経系に影響を与え、発作を誘発することがあります。
また、食事の時間を不規則にしたり、空腹が続いたりすることもトリガーになります。
女性の場合は、月経周期に伴う女性ホルモンの変動によって症状が現れるケースが頻繁に見られます。

片頭痛が発症するメカニズムは複雑で、脳の神経や血管の相互作用が深く関与しています。
・神経伝達物質(セロトニン)の変化
片頭痛の発作が起こる際、脳内の神経信号を伝える「セロトニン」のレベルが変動します。
・脳の血管の拡張
セロトニンの変動に伴い、脳の血管が急激に拡張します。
・神経への刺激と炎症反応
血管が拡張すると、その周囲を取り巻く神経(三叉神経など)が刺激され、ズキズキとした拍動性の痛みを引き起こします。
さらに、血管拡張によって炎症性物質が放出され、周囲の組織に影響を及ぼすことで痛みがよりひどくなります。
※人によっては、視覚的なチカチカした光(閃輝暗点)や手足のしびれのような「前兆」を伴う場合もあります。

では、なぜ冷えピタを貼ると片頭痛が楽になるのでしょうか。それには2つの科学的理由があります。
片頭痛の最大の原因は「血管の拡張」です。痛みを感じる部位に冷えピタを貼ると、冷却効果によって拡張した血管がキュッと引き締まり(血管収縮作用)、周囲の神経への刺激をダイレクトに減少させることができます。
また、温度が下がることで神経自体の過敏な活動も抑制されます。
冷却によって血流がコントロールされると、痛みや炎症を引き起こす物質(サイトカインなど)が周囲に広がりにくくなります。
これにより、神経の過敏さが軽減され、痛みの強度が和らぐ方向に向かいます。
効果を最大限に引き出すためには、貼るポイントと使用時間を守ることが大切です。
頭部には多くの血管が通っています。特に血管が太く、痛みを感じやすい以下の部位をピンポイントで冷やすのがおすすめです。
・おでこ(額の中心)
・こめかみ
・首の後ろ(項部):神経や太い血管が集中しているため、全体的なリラクゼーションと痛みの緩和に有効です。
適切な時間を守る:
同じ場所に長時間貼り続けると皮膚に負担がかかります。
30分〜1時間程度を目安とし、皮膚の様子を見ながら調整しましょう。貼る前は汗や皮脂を拭き取って乾燥させておくと粘着力が維持できます。
あくまで「一時的な緩和ケア」:
冷えピタは今ある痛みを和らげる便利な応急処置ですが、頭痛の根本的な原因(ストレスや生活習慣など)を治療するものではありません。
⚠️ 脳外科医からのワンポイントアドバイス
冷えピタが効くのは、血管が広がることで起きる「片頭痛」です。
一方で、肩こりやストレスから頭全体がギューッと締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」の場合は、冷やすと逆効果(筋肉が固くなり悪化)になります。緊張型頭痛のときは、逆にお風呂などで「温める」のが正解です。
片頭痛が起きたときは、冷えピタと同時に以下の対策を組み合わせるとより効果的です。
静かな暗い環境での安静
片頭痛発作中の脳は、光や音、振動に非常に敏感になっています。
カーテンを閉めて部屋を暗くし、テレビやスマホの音を消した静かな環境で目を閉じて深呼吸をしましょう。
こまめな水分補給
体内の水分が不足して脱水傾向になると、血液の流れが悪くなり、頭痛を誘発しやすくなります。
普段から、そして頭痛の予兆があるときは意識して水分を摂取しましょう。
ただし、カフェインの摂りすぎは逆に脱水を招くことがあるため適量を心がけてください。
冷えピタは、薬を使わない自然な対処法として非常に優秀で、外出先でも手軽に使える安心のアイテムです。
しかし、すべての片頭痛に万能というわけではなく、効果の感じ方には個人差があります。
生活習慣を見直しても発作が頻繁に繰り返される場合や、市販の鎮痛薬を飲む回数が増えてきている場合は、単なる片頭痛ではなく、薬の飲みすぎによる「薬物乱用頭痛」へ移行しているサインかもしれません。
頭痛は我慢するものではなく、正しくコントロールするものです。痛みに振り回される日を減らすために、ぜひ一度、脳の専門医である当院へお気軽にご相談ください。
しろうず脳神経外科 院長 白水 寛理
医師・医学博士/脳神経外科専門医
(日本脳神経外科学会・日本頭痛学会・日本脳卒中学会・日本脳神経外科コングレス 所属)
これまでは九州大学脳神経外科を中心に脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など急性期医療に携わり、大学では脳卒中や脳腫瘍、もやもや病などの手術や研究を精力的に行ってきました。くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断をすることで手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、脳の病気であり治療が必要です。当院では頭痛外来を行っており、本人に適した丁寧な治療を心がけています。
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