こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
夕方になると人が変わったようになってしまう。このような症状でお悩みのご家族も多いのではないでしょうか。
それは夕暮れ症候群かもしれません。
夕暮れ症候群とは、認知症の方が夕方から夜にかけて不安や興奮が強まり、落ち着きがなくなったり徘徊が増えたりする状態を指します。日中は比較的安定していても、時間帯の変化とともに症状が目立つ点が特徴です。

夕暮れ症候群は、認知症の周辺症状(BPSD)の一つで、
発症の正確なメカニズムはまだ解明されていませんが、認知機能の低下、環境の変化、心身の疲労などが複雑に関与していると考えられています。
夕暮れ症候群では、時間帯の変化にともなって心身のバランスが崩れ、次のような症状が現れやすくなります。
夕方になると落ち着いて座っていられず、身体を動かし続けたり、話し方が早くなったりすることがあります。
周囲からは理由なく興奮しているように見えても、本人にとっては不安への自然な反応である場合が多いです。
具体例
夕方になると目的なく歩き回る行動が増えることがあります。
室内だけでなく、外へ出ようとするケースも少なくありません。
具体例
周囲の状況が理解しづらくなり、不安や混乱が強まります。感情の起伏が激しくなり、突然泣いたり怒ったりすることもあります。
具体例
時間や場所の認識が不安定になり、過去の生活習慣に基づいた行動が表れやすくなります。
日照時間の減少による室内の暗さや、夕方の騒がしさ・静けさの変化が不安を助長します。
仕事の帰宅時間や家事をしていた頃の記憶が刺激され、「帰らなければ」という思いが強くなることがあります。
日中の疲れの蓄積や、服用している薬の影響で不安や興奮が強まる場合があります。
夕方前から照明をつけ、室内を明るく保つことで不安を軽減できます。
家具配置はできるだけ変えず、安心できる環境を維持しましょう。
起床・食事・就寝の時間を一定にし、体内時計を安定させることが大切です。午前中の軽い運動も効果的です。
塗り絵や音楽鑑賞など、本人が親しんできた活動は気持ちを落ち着かせる助けになります。
否定せず「そう感じているんですね」と気持ちを受け止め、落ち着いた口調で声をかけましょう。
地域包括支援センターや医療機関に相談することで、適切な支援や助言を受けられます。
●介護する側が疲弊しすぎないよう、周囲の支援を積極的に活用しましょう。
夕暮れ症候群は、認知症の方が夕方から夜にかけて感じる強い不安の表れです。
環境調整や声かけ、生活リズムの工夫によって症状が和らぐこともあります。
症状を和らげるような薬もあります。無理をせず、医療機関や支援サービスと連携しながら、本人にも介護者にもやさしい対応を心がけましょう。お悩みの方は当院までお気軽にご連絡ください。
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「片側の目や口がピクピク動く」「緊張すると止まらない」
このような症状でお困りの方は、片側顔面けいれんの可能性があります。
片側顔面けいれんは命に関わる病気ではありませんが、見た目や日常生活への影響が大きく、強いストレスになることも少なくありません。
当院では、ボトックス注射(ボツリヌス療法)による治療を行っています。
今回は、片側顔面けいれんの原因と、当院で行っているボトックス注射についてわかりやすく解説します。

片側顔面けいれんは、顔の片側だけに症状が出るのが特徴です。
よくみられる症状は次の通りです。
最初は目のまわりだけでも、徐々に口元へ広がることがあります。
多くの場合、原因は脳の中で血管が顔面神経を圧迫していることです。
顔面神経は、表情を動かす神経です。
この神経が血管に長年押されることで、神経が過敏になり、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮してしまいます。
👉 ストレスや疲れが「原因」になるわけではありませんが、症状を強く感じやすくする要因にはなります。
片側顔面けいれんは放っておいても大丈夫?
命に関わることはほとんどありませんが、
といった理由で、治療を希望される方が多い病気です。
当院で行っている主な治療が、ボトックス注射(ボツリヌス療法)です。
ボトックスは、筋肉の過剰な動きを一時的に抑える薬です。
けいれんが起きている筋肉に少量注射することで、
といった効果が期待できます。
効果が薄れてきたら、定期的に繰り返し注射を行います。
「まずは症状を楽にしたい」という方にとって、第一選択となる治療法です。
一時的に以下のような症状が出ることがあります。
多くは時間とともに改善します。注射量や部位は、症状を見ながら慎重に調整します。
片側顔面けいれんには、微小血管減圧術という根治を目指す手術もあります。
年齢、症状の強さ、生活背景を考慮して、無理に手術を勧めることはありません。
次のような症状があれば、お気軽に当院までご相談ください。
当院では脳神経外科専門医が診察を行い、必要に応じてMRI検査で原因を確認した上で、ボトックス注射による治療を行っています。
「手術は不安」「まずは楽になりたい」そのような方も、安心してご相談ください。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は女性に多く、月〜年に数回不定期に起こる頭痛です。片頭痛の人口は10人に1人と言われています。
最も頻度の高い30歳女性では約20%に達すると言われており、決して特別な病気ではありません。
月に2回以上の頭痛発作がある片頭痛患者には、予防が推奨されています。
その予防として初めて承認された経口タイプのCGRP受容体拮抗薬が2025年9月に承認され、12月16日より発売になります。今回このCGRP受容体拮抗薬について詳しく解説していきます。

片頭痛は、脳内にCGRPをいう物質が増え、脳の血管に作用して起こるといわれています。
今まで日本で承認されていた治療薬3剤(「エムガルティ®︎」「アジョビ®︎」「アイモビーク®︎」)は、いずれも注射薬でした。
この注射薬の働きをする経口薬として、2025年9月「ナルティークOD錠(一般名:リメゲパント)」が承認されました。
ナルティークは、発作時の治療と発作予防の両方に使える点が大きな特徴です。
発作時の治療:片頭痛が起きたときに1回1錠服用します。
発作の予防:片頭痛を繰り返す方では、1日おきの服用で発作を起こりにくくします。
1日あたり75mgを超えて服用しないことが原則です。
従来の急性期治療薬であるトリプタン製剤は、血管収縮作用を持つため、下記のような疾患を持つ方には使用できません。
一方、ナルティークは血管収縮作用を持たず、心血管系への影響がほとんどないため、血管系の禁忌がなく、より広い方に使用できる可能性があります。
・トリプタン系薬剤で効果が不十分、または副作用が強く使用できない方
・発作が頻繁で、日常生活に支障を感じている方
・注射による予防治療に抵抗がある方
上記のような方にとって、飲み薬で治療と予防を両立できるのは大きなメリットです。

【薬価】 1錠(75mg):2,923.20円 (※2025年11月時点)
【患者さんの窓口負担(3割負担)の目安】
| 使用目的 | 服用頻度 | 費用目安(薬剤費のみ) |
| 発作時(頓服) | 発作時に1錠 | 1錠あたり 約 880円 |
| 予防で使用 | 隔日投与(月15錠程度) | 1ヶ月あたり 約 13,150円 |
※上記は薬剤費のみです。別途、診察料・処方箋料・調剤料などがかかります。
※予防使用の月額は、抗CGRP抗体注射薬の費用(3割負担で約13,000円)と比較的近い価格となっています。
ナルティークは12月16日より発売となります。
当院では毎日頭痛外来を行っており、そのような片頭痛に対しての治療を積極的に行っております。
こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
近年、アルツハイマー病の治療に画期的な進展がありました。
「レカネマブ(商品名:レケンビ)」と「ドナネマブ(商品名:ケサンラ)」という新しい薬が、日本でも使用できるようになったのです。
これらの薬は、従来の認知症治療薬と違い、病気の原因に直接作用する“抗体薬”であり、アルツハイマー病の進行を遅らせる効果が期待されています。
当院は、これらの薬を使用した治療のフォローアップ施設として認定されており、地域で安心して継続治療を受けられる体制を整えています。
認知症は、加齢によって自然に起きるものではなく、原因となる病気があって起こる症状の総称です。
その中で最も多い原因がアルツハイマー病です。
アルツハイマー病の初期には次のような症状が見られます。
・少し前の出来事を思い出せない
・カレンダーを見ても日付がわからない
・同じ質問を繰り返す

認知機能に低下はあるものの、日常生活に大きな支障は出ていない状態を軽度認知障害(MCI)といいます。
MCIの段階で治療に取り組むことが、進行を抑える上で非常に重要です。
アルツハイマー病の脳では、海馬(記憶を司る部位)から萎縮が始まるアミロイドβ(ベータ)というたんぱく質が固まり、老人斑ができるといった変化が起こります。
アミロイドβは、症状が出る15~20年前から少しずつ脳に蓄積していき、神経細胞を傷つけ、結果として認知機能が低下していきます。
従来の治療薬は症状を緩和させる薬であり、進行を止める効果はありませんでした。
抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブ・ドナネマブ)は、原因物質であるアミロイドβに結合し、体から除去する働きがあります。
その結果、病気の進行を遅らせる効果が期待されています。

治療の流れと通院頻度
レカネマブ
・点滴に約60分
・2週間に1回の通院を18カ月継続

ドナネマブ
・点滴に約30分
・4週間に1回の通院
12カ月目の検査で除去確認→完了、除去不十分なら最長18カ月

副作用について
最も注意すべき副作用
・脳の微小出血(ARIA-H)
・脳のむくみ(ARIA-E)
その他副作用
・注入に伴う反応
・頭痛
お薬の費用について
投与1回分のお薬の費用(ケサンラの場合)(目安)

高額医療制度※を利用することで自己負担額の軽減ができます。
※高額療養費制度は年齢や年収に応じた限度額を超えた場合に超過分の払い戻しを受けることができる制度です。
一時的な支払いとはいえ、治療金額は大きな負担になると思いますので、事前に限度額適用認定証を取得しておくと、窓口での支払いは自己負担額までの支払いで済みます。
さらに、マイナンバーを健康保険証として利用することで、限度額適用認定証の申請手続きや提示が不要となります。
誰にでも効果があるわけではありませんが、早期の適切なタイミングで使うことで、生活の質を保ちやすくなる可能性があります。もの忘れが気になる方、家族の症状が心配な方は、当院までお気軽にご相談ください。
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片頭痛(へんずつう)は、ストレスや睡眠不足、気圧の変化など、さまざまなきっかけで起こります。
実はその中に、「食べ物」や「飲み物」も関係している場合があることをご存じでしょうか?
食後に頭痛が起きやすい方は、どんな食べ物の後に症状が出るかを観察してみましょう。
自分の「片頭痛のトリガー(引き金)」を知ることで、発作を防ぐことができます。

以下の食品は、片頭痛を誘発する可能性があるとされています。
人によって違いはありますが、思い当たる食品がある方は、量を控える・避けるなど工夫してみましょう。
| 食品カテゴリ | 食品例 | 原因となる成分・要因 |
|---|---|---|
| チョコレート | チョコレート製品全般 | フェニルエチルアミン、カフェイン |
| チーズ類 | 熟成チーズ(ブルーチーズ、チェダーなど) | チラミン |
| アルコール | 赤ワイン、ビール | アルコール、ヒスタミン |
| 加工肉 | ハム、ソーセージ、ベーコン | 亜硝酸塩、防腐剤 |
| カフェイン飲料 | コーヒー、紅茶、エナジードリンク | カフェインの過剰摂取・離脱 |
| 味の濃い食品 | カップ麺、スナック菓子、インスタント食品 | グルタミン酸ナトリウム(MSG) |
| 柑橘類 | オレンジ、レモン、グレープフルーツ | 酸による血管反応 |
| ナッツ類 | ピーナッツ、くるみ | チラミン・脂質 |
💡ポイント:
「一度食べて頭痛が出た=原因」とは限りません。
何度か同じ食品で頭痛が起きた場合に「トリガーの可能性がある」と考えましょう。

反対に、片頭痛の発作を起こしにくくしたり、脳の安定をサポートしたりする食品もあります。
| カテゴリ | 食品例 | 理由 |
|---|---|---|
| マグネシウムを多く含む食品 | ほうれん草、アーモンド、バナナ、豆腐 | 神経の興奮を抑える |
| ビタミンB2を含む食品 | 納豆、レバー、卵、ヨーグルト | エネルギー代謝を助ける |
| オメガ3脂肪酸 | 青魚(サバ、イワシ、サンマ) | 血流を改善し炎症を抑える |
| 水分を多く含む食品 | 果物、野菜、スープ類 | 脱水による頭痛を防ぐ |
・規則正しい食事を心がける(空腹を避ける)
・朝食を抜かない
・カフェインは摂りすぎず、毎日一定量に
・水分をこまめにとる
・食べたものと頭痛の関係を「頭痛日記」にメモする
食生活の見直しで片頭痛の頻度が減ることも多くあり、毎日の食事が、脳の健康にもつながります。
・市販薬を飲んでも頭痛が続く
・吐き気や光・音への過敏を伴う
・仕事や家事に支障が出るほど頭痛が頻繁に起こる
・頭痛の種類が最近変わってきた
片頭痛は我慢する病気ではありません。専門的な治療で、発作を減らしたり、痛みを和らげたりすることができます。頭痛で悩んだ際は、ぜひ当院までご相談ください。
日本頭痛学会『片頭痛診療ガイドライン2021』
Goadsby PJ, et al. Pathophysiology of Migraine. Physiol Rev. 2017.
American Migraine Foundation. “Foods That Trigger Migraines.”
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このたび、当クリニックは令和5年10月17日に開院し、本日で2周年を迎えることができました。
これもひとえに、地域の皆さま、そして日々支えてくださる多くの方々のおかげと、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
開院以来、「丁寧に話を聞き、安心して相談できる脳神経外科」を目指してまいりました。
頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、身近だけれど不安の大きい症状に対して、
できる限り専門的でわかりやすい医療を提供できるよう努めております。
これからも、地域の皆さまが「ここに来てよかった」と思っていただけるクリニックであるよう、
スタッフ一同、丁寧な診療と温かい対応を大切にしてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年10月17日
しろうず脳神経外科
院長 白水 寛理
こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
片頭痛は天気やストレスなどさまざまな要因で起こりますが、食べ物がきっかけになることもあります。
「食べたあとに頭痛が出やすい」など心当たりがある方は、普段の食事を少し意識することで症状の予防につながることがあります。

人によって違いはありますが、次の食品がきっかけになることが知られています。
・チョコレート(カカオ成分による作用)
・赤ワイン・アルコール(血管を広げる作用)
・チーズなどの熟成食品(チラミンという物質を含む)
・加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)(保存料の影響)
・インスタント食品やスナック菓子(うま味調味料=MSG など)
👉 「必ず片頭痛になる」というわけではありません。自分にとっての“引き金”を知ることが大切です。
研究では、次のような栄養素を含む食品が片頭痛の予防に役立つ可能性があるとされています。
・マグネシウムを含む食品(ナッツ、ほうれん草、大豆製品)
・ビタミンB2を含む食品(卵、牛乳、レバー)
・青魚や亜麻仁油(オメガ3脂肪酸で炎症を抑える働き)
・規則正しい食事(空腹も片頭痛のきっかけになることがあります)
Q1. チョコレートは一口でも食べない方がいいですか?
A. いいえ。すべての人に片頭痛を起こすわけではありません。
「食べた量」や「体調」によっても違うため、自分が頭痛になりやすいかどうかを観察することが大切です。

Q2. 赤ワイン以外のお酒は大丈夫ですか?
A. ビールや日本酒などでも片頭痛を起こす方はいらっしゃいます。
アルコールそのものが血管を広げるため、控えめにした方が安心です。

Q3. チーズでも全部がダメですか?
A. 熟成されたチーズ(ブルーチーズ、チェダーなど)は片頭痛の引き金になりやすいですが、フレッシュチーズ(モッツァレラなど)は比較的安心といわれています。

Q4. コーヒーは片頭痛にいいの?悪いの?
A. 少量のカフェインは血管を収縮させるため、片頭痛の初期には効果があることもあります。
ただし、飲みすぎると逆に頭痛の原因になることもあるため、1日1~2杯を目安にしましょう。

🍳 朝食例
ほうれん草と卵のスクランブルエッグ(マグネシウム+ビタミンB2)
全粒パンと牛乳
くるみやアーモンドを少し添える
🥗 昼食例
サバの塩焼き定食(青魚のオメガ3脂肪酸)
玄米ご飯
みそ汁(大豆製品でマグネシウム補給)
🍲 夕食例
豆腐入り野菜スープ
サーモンのソテー(オメガ3+ビタミンB群)
サラダに亜麻仁油を少し加える
👉 難しい料理をしなくても、“マグネシウム・ビタミンB2・青魚”を意識するだけで片頭痛にやさしい食事になります。
○頭痛ダイアリーをつける:「何を食べたときに頭痛が出たか」を記録すると、自分の引き金食品が見つけやすくなります。
○無理な制限はしない:好きな食べ物を完全にやめるより、「量を減らす」など無理のない工夫が続けやすいです。
片頭痛のきっかけになる食べ物は人それぞれですが、一般的に「チョコレート・赤ワイン・チーズ・加工肉」などは注意が必要です。
一方で、マグネシウムやビタミンB2を含む食品をバランスよく取り入れることで、片頭痛の予防につながる可能性があります。
食生活を見直しても片頭痛が繰り返し起こる場合や、生活に支障がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
当院では片頭痛をはじめとする頭痛の診断・治療に対応しています。気になる方は当院までお気軽にご相談ください。

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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
突然の激しい頭痛で倒れたら、それは“くも膜下出血”かもしれません。
くも膜下出血は、脳の血管が破れて脳の表面に出血が広がる病気です。発症すると命に関わることも多く、後遺症が残るケースも少なくありません。
実は、その前に「前兆」といえる症状が現れることがあります。今回は、くも膜下出血の前兆症状や注意すべきサインについてわかりやすく解説します。

くも膜下出血は、脳を取り巻く「くも膜」という部分に出血が広がる病気です。主な原因は、脳の血管にできた動脈瘤が破裂することです。
・発症すると致死率が高い(およそ3人に1人が亡くなる)
・助かったとしても後遺症が残る可能性がある
・中高年女性や高血圧の方に多い
このように、非常に危険な病気であるため、前兆症状を見逃さないことが大切です。

「くも膜下出血は突然起こる」と思われがちですが、実際には数日前から警告のような症状が出ることがあります。
・今までにない激しい頭痛(警告頭痛)
→ 「バットで殴られたような」「人生で一番強い頭痛」と表現されることもあります。
・吐き気や嘔吐
・光がまぶしい、視力の異常(動脈瘤が視神経を圧迫する場合)
・意識がぼんやりする、一時的にけいれんが出る
⚠️ 特に「突然の激しい頭痛」はくも膜下出血の危険信号です。片頭痛や緊張型頭痛と間違えて放置しないことが重要です。

次のような症状があれば、救急要請(119番通報)をためらわずに行ってください。
・急に強い頭痛が出た
・頭痛と一緒に吐き気や嘔吐がある
・意識がもうろうとする
・手足がしびれる、力が入らない
「少し休めば良くなるかも」と様子を見るのは危険です。早期発見・早期治療が命を救います。
くも膜下出血を完全に防ぐことは難しいですが、リスクを下げる生活習慣はあります。
・高血圧の管理(減塩、定期的な血圧測定、薬の服用)
・禁煙・節酒
・定期的な脳ドック(MRI・MRA)で動脈瘤の有無をチェック
家族にくも膜下出血の既往がある人は特に注意
健康診断に加えて、脳のチェックも定期的に行うと安心です。
自身に動脈瘤があるかどうかを知っておくことは今後の生活をする上で非常に大事になります。
一度脳の検査を受けておきましょう。気になる方は当院までご連絡ください。
〇くも膜下出血は命に関わる病気で、重い後遺症を残すこともある
〇前兆として「突然の激しい頭痛」「吐き気・嘔吐」「視覚異常」などが出ることがある
〇少しでも疑わしい症状があれば、迷わず救急要請することが大切
〇日頃から血圧管理や脳ドックでのチェックを心がけることで、発症リスクを減らせる
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こんにちは、毎日もの忘れ外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「最近、物忘れが増えた」「集中力が続かない」と感じていませんか?
もしかすると、それは スマホ認知症 のサインかもしれません。
スマホ認知症とは、スマートフォンの使いすぎによって脳が疲れ、一時的に記憶力や集中力が低下する状態のことです。正式な病名ではありませんが、現代社会で増えている新しい健康リスクとして注目されています。

一見、一般的な認知症と似ていますが「原因」と「進行性」が異なります。
一般的な認知症:加齢や脳の病気によって神経細胞が壊れ、進行していく病気
スマホ認知症:スマホの長時間利用による脳疲労が原因で、一時的に症状が出る
つまり、認知症は「脳の病気」であるのに対し、スマホ認知症は「脳の疲れ」による一時的なものです。

以下の項目にいくつ当てはまりますか?
〇約束をよく忘れる
〇漢字や簡単な計算が苦手になった
〇寝る直前までスマホを使っている
〇通知が鳴っていないのに音や振動を感じる
〇スマホがないと不安になる
3つ以上当てはまる場合は、スマホ認知症のリスクが高まっている可能性があります。

スマホ認知症を引き起こす主な原因は次の3つです。
SNSやニュース、動画など大量の情報を処理することで、脳がオーバーヒートしやすくなります。
スマホ画面から発せられるブルーライトは睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げ、睡眠の質を下げます。
対面での会話は脳を活性化させますが、スマホ中心の生活では刺激が減り、認知機能の低下につながります。

スマホ認知症の症状
スマホ認知症では次のような症状が現れることがあります。
記憶力の低下:約束を忘れる、思い出せない
集中力・やる気の低下:本や勉強に集中できない
思考力の低下:簡単な作業に時間がかかる
コミュニケーション力の低下:言葉が出にくい、誤解が増える
自制心の低下:イライラしやすく、スマホ依存に陥る
免疫力の低下:睡眠不足から体調を崩しやすい

スマホ認知症は生活習慣を整えることで予防できます。
意識的に「デジタルデトックス」を取り入れ、脳を休ませましょう。
就寝1時間前はスマホを手放し、睡眠の質を高めることが大切です。
家族や友人との会話は脳に良い刺激を与え、認知機能の低下を防ぎます。
まとめ
スマホ認知症は、便利なスマホの使いすぎによって脳が疲れ、記憶力や集中力が低下する状態です。
放置すると、睡眠障害や体調不良、将来的な認知症リスクにつながることもあります。
「少し物忘れが増えたかな?」と思ったら、スマホとの付き合い方を見直すチャンスです。
今日からできる予防法を取り入れ、脳と体を健康に保ちましょう。
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こんにちは、毎日頭痛外来をしている福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「夏バテ」は自律神経の機能低下が原因となります。
その夏バテを防止するために役立つ栄養素について詳しくみていきましょう。
夏バテ防止に役立つ栄養素
ビタミンB群
ビタミンB1は、糖質を体内でエネルギーに変換するための栄養素です。
疲労回復の効果があり、夏バテの予防にも重要です。豚肉やうなぎ、玄米、ごまに多く含まれます。
ビタミンB2は、特に脂質を体内でエネルギーに変換するための栄養素です。
レバー、うなぎ、牛乳、納豆に多く含まれます。

タンパク質・アミノ酸
タンパク質は、筋肉・臓器・皮膚など人間の身体の材料となる重要な栄養素です。
体内環境を維持・調整するホルモン、酵素、抗体なども、主要な構成成分はタンパク質です。
そのため、不足すると、虚弱や免疫機能の低下など、体の全般的な不調の原因になります。
タンパク質を多く含む食品としては、肉類や魚介類、卵、大豆製品、乳製品などが挙げられます。

ミネラル
ミネラルは、人間が生きていく上で不可欠な元素のうち、生体を構成する主要な4元素(酸素・炭素・水素・窒素)以外の元素の総称です。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などで16種類程度が知られています。
ミネラルは体内で合成できないので、食べ物から摂らなければなりません。
汗をかくことで失われやすいため、夏は特に摂取することを心がけましょう。
代表的なミネラルを多く含む食品としては、ナトリウムとして食塩、カリウムとして野菜類や果物類、カルシウムとして乳製品、マグネシウムとして海藻類、鉄としてレバー、亜鉛として煮干しなどが挙げられます。

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