こんにちは、頭痛外来のある福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
頭をどこかにぶつけたときにたんこぶってできますよね。その時みなさんだったらどうしますか?

冷やす方が多いと思います。
では、たんこぶの適切な対応ってなんだろう?
今回は、たんこぶについて詳しく解説します。
そもそもたんこぶって何?
たんこぶという言葉は医学用語にはありません。
医学的には”皮下血腫”という言葉を使います。
打ったところの皮膚の下の細い血管(毛細血管)が破れて、皮膚の下で出血します。その血が皮膚の下で溜まった状態がたんこぶなんです。
頭を打つとたんこぶができやすいのは、頭皮は血行が良く、皮膚の下には頭蓋骨があるため、溜まった血液が内側へいくことができずに、外側に広がって皮膚がふくらんでしまうからです。
たんこぶの適切な処置とは?
たんこぶは血が皮膚の下に溜まった状態です。そのため、たんこぶができ始めた時は、皮膚の下で出血している状態なんです。
その状態で温めてしまうと、血行がよくなってしまって、たんこぶの腫れがもっとひどくなる可能性があります。
打った直後は、冷やすのが適切な処置となります。
冷やすことのメリット
先ほど冷やすのが適切な処置と説明しましたが、冷やすという行為はどういったメリットがあるのでしょうか?
最大のメリットは腫れを軽減するということです。
冷やして血管を収縮することで、内出血の程度を軽くします。その結果、たんこぶの腫れが軽減されます。
もう一つのメリットとしては、痛い感覚を麻痺させることです。
頭や体をぶつけると痛いものです。ましてや、子どもは泣き続けることもあるでしょう。
そんな時何もできずに側にいるより、何かできることがあれば…と思っちゃいますよね。
冷やすことで、痛みを感じる感覚が鈍くなります。痛みの感覚が麻痺すれば、たんこぶのことも忘れたりできます。
逆に、打ってから数時間以内にお酒を飲むと、血行がよくなって悪化することがあります。
たんこぶを作るほど頭をぶつけた時は、お酒は控えましょう。

いつまで冷やすのがいいの?
冷やす目的としては、皮膚の下の内出血を抑えることです。
そのため、せいぜい数分〜1,2時間程度がよいでしょう。
あまり長く冷やし続けたり、時間が経ってしまってから冷やすと、組織の血行が悪くなってしまい、治癒に必要な酸素や栄養が不十分になってしまいます。
そうなるとたんこぶが治るのも遅くなってしまいます。
温めることはしなくていい?
打撲してから数分〜1,2時間で内出血は止まります。その後1,2日で腫れがピークとなります。
そのピークを迎えた後は、温めることで血行を良くし、組織の活性と再生を促す方が治癒には最適となります。
組織に酸素や栄養を補給し、老廃物を捨てるためには血行がとても大切になります。
冷やすべきタイミング、温めるべきタイミング
冷やすタイミング、温めるタイミングを判断するには、風呂に入って、たんこぶがズキズキ痛むかどうかで決めましょう。
ズキズキ痛む時は、まだ急性期であるため、冷やす方がよいです。
たんこぶが痛まずに、気持ちよい程度であれば、温めるタイミングとなります。
打った直後は冷やす、その後は温める
たんこぶができるほど打ったときは脳神経外科のある病院へ相談しましょう。
当院では受診日にすぐにMRI等の検査を行うことが可能です。特に高齢者においては頭を打ったすぐ後には出血がみられなくても、1ヶ月程度して徐々に血が頭に溜まってくることがあります。
頭部打撲した際は是非気軽に当院までご連絡、相談ください。

こんにちは、毎日頭痛外来をしています福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
「ちゃんと寝ているのに頭が痛い」または「全然寝ることができなくて頭が痛い」などという経験はありませんか?
睡眠は日中に働いた脳や身体を休ませるために必要な時間です。
睡眠と頭痛について今回は見ていきたいと思います。
寝過ぎることで頭痛が起こる?

寝過ぎた後に起こる頭痛には、大きく分けて2種類あります。
片頭痛と緊張型頭痛です。
寝過ぎによる片頭痛のメカニズム
片頭痛とは睡眠中に副交感神経が活性化した結果、頭蓋内の血管が拡がって発生する頭痛です。
人は熟睡している時には心拍数や呼吸数が低下して、血流が穏やかになります。
その状態から、起きた際に血流量が増加することによって三叉神経が引っ張られて頭痛が生じるのです。
寝過ぎによる緊張型頭痛のメカニズム
緊張型頭痛は、首や肩に負担がかかる姿勢で寝ることで、背中の僧帽筋や後頸筋、側頭筋など頭痛の原因となる筋肉の血流が停滞して、強い収縮と緊張することで起こります。
通常は仰向けや横向きなどをして、枕に頭がありますが、枕から頭が外れていたり、手や足、腰、首などが無理な状態で曲がったりして長時間姿勢が悪いままで寝続けることで生じます。
寝不足で頭痛が起こる?

寝不足による片頭痛のメカニズム
片頭痛はストレスや疲労といったトリガーによって、脳の血管が拡張し、血管の周囲をとりまく三叉神経を圧迫してしまいます。
三叉神経が圧迫を受けると痛みの原因物質を放出して、血管に炎症を引き起こすことで、片頭痛が生じます。
寝不足による緊張型頭痛のメカニズム
緊張型頭痛は主に筋肉の疲労が原因で生じます。
寝不足になることで、頭や首から肩にかけての筋肉がストレスによる血流悪化で、老廃物が溜まり、それが原因で周囲の神経を刺激して頭痛が発生します。緊張型頭痛は頭の痛みだけではなく、肩こりや眼精疲労、全身倦怠感などを伴うこともあります。睡眠不足のときは主にこの緊張型頭痛が生じます。
睡眠を安定させるコツ
片頭痛が起きた時の対処法
・アルコールの摂取を控える
・光や騒音などの刺激を避ける
・精神的なストレスを減らす
・痛みがある部分を冷やす
・カフェインを摂取する
痛みがある部分を冷やすことで拡張していた血管が収縮し、頭痛が改善することがあります。
また、入浴は血流が促進されて頭痛が増悪するのでできれば避けましょう。
緊張型頭痛が起きた時の対処法
・ゆっくりストレッチする
・痛みがある部分を温める
・マッサージをする
原因としては筋肉の緊張によるものなので、上記のことをすることで頭痛が改善することがあります。
枕を高くしすぎると頭痛が生じやすくなってしまいます。
寝不足になりがちなときの対処法
寝不足になって頭痛が生じた際の一番の解決方法はなんといっても睡眠をとることです。

しかし頭痛が出ている状態でゆっくり眠れるとは限りません。
そのため、ストレスや緊張、疲労をとる努力をすることが大切となります。
ゆっくりとお風呂に入って体を温め、血流をよくすることで筋肉内の疲労物質や痛みの原因物質が流れやすくなります。お風呂の温度は38―40度程度で、肩までは浸からずにみぞおちあたりまで浸かって20分程度にとどめるのがおすすめです。
リラックスおよび体の血流を良くする目的で軽い運動をすることもいいでしょう。
また、寝過ぎた際の頭痛と同様に痛い部分を冷やす、カフェインを摂取するなども有効となります。
当院では、頭痛を専門的に診察する頭痛外来があり、頭痛に悩む日を減らせる可能性がある「ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤(CGRP頭痛薬剤)」の治療も受けられます。
頭痛に悩んでいる方、お一人おひとりの症状や生活に向き合い、適切だと考える治療をご提案しますので、頭痛外来のある福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」までお問い合わせください。

こんにちは、毎日頭痛外来をしています福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
休日や週末になると頭が痛くなるということはありませんか?
頭が痛くて起き上がれず、せっかく予定していた休日の予定もキャンセルしなくてはいけない…。そんな人も多いのではないでしょうか?
それは週末頭痛と呼ばれるものかもしれません。

週末に片頭痛が起こる原因
週末に頭痛が起こる原因としては、さまざまありますが、休日ならではの生活リズムや心の変化が関係してきます。
ストレスからの解放
平日は、仕事の忙しさや人間関係のストレスで心身ともに緊張状態となっています。
週末になることで、やっとこの緊張状態から解放されるということで心がホッとします。このストレスからの解放が原因のひとつとなります。
ストレスから解放されるのになぜ?と思う人も多いでしょうが、強いストレス状態ではセロトニンの分泌が増加し、血管が収縮します。
逆に、リラックス状態になるとセロトニンが減少し、血管は弛緩します。
平日の緊張状態から週末のリラックス状態へ変換すると、多量に分泌されていたセロトニンが急激に減少し、それに伴って血管が拡張します。
急激な血管拡張が、脳血管の周りに存在する三叉神経を刺激して、その結果頭痛が生じるのです。
睡眠サイクルの乱れ
週末は朝早く起きる必要はありません。そのため、前日に夜更かしをしてしまったり、日頃の疲れを取ろうと昼過ぎまで寝たりなど、休日の寝溜めや睡眠リズムの乱れも頭痛の原因の一つとなります。
寝ている間は副交感神経が活発になり、リラックス状態となります。副交感神経は、血管を拡張させる働きがありますが、長時間寝続けることで血流量が増加してしまうのです。
睡眠時間が長くなるほど血管の弛緩状態も長く続きます。そのため、目が覚めた時の反動が大きくなり、急激な血流の変化で三叉神経が刺激され、頭痛を引き起こすことがあります。
これは、睡眠時間が短いときにも同様のことが言え、睡眠時間が短いと交感神経が優位な状態になります。血管が収縮し、脳に届く血流量が少なくなります。
すると、頭が締め付けられるような頭痛や、頭が重く感じる頭重感が生じます。
低血糖
週末になると生活リズムが崩れてしまい、食事の時間が遅れることがあります。
空腹で低血糖状態になると血管が拡張するため、その結果頭痛が生じることがあります。
症状には個人差があり、初期の場合は異常な空腹感や冷汗、動悸、吐き気などの体調不良が生じます。
このような場合は、空腹を満たし安静にすることで改善します。
カフェインの離脱症状
平日にコーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物をたくさん飲んでいる人もたくさんいるかと思います。こ
のようにカフェインを常用していると、カフェインが体にあることが普通になってしまい、カフェインが切れたときに脳血管が拡張します。
その脳血管の拡張によって頭痛が起きてしまいます。

食べ物・飲み物の影響
週末だからとお酒を飲む人も多いでしょう。
いつも飲んでいる人でも週末だから飲酒量が増える人も多いのではないのでしょうか?
アルコールは肝臓で分解されます。このとき、アルコールを分解する過程でアセトアルデヒドと呼ばれる毒性物質を作り出します。通常は酢酸と呼ばれる無害な物質に分解され、汗や尿として排出されますが、一度過剰に摂取すると、多量のアセトアルデヒドが作られるため、上手に処理することができなくなります。
それが原因となり、頭痛や吐き気などの体調不良を引き起こしてしまいます。
週末頭痛の3つの予防法
平日と同じように過ごす
何より休日だからと特別な行動をすることで生活リズムが崩れることが頭痛の原因となります。
平日と同じように過度な朝寝坊などせずに起きましょう。
そうすることで血管の急激な拡張を防ぐことができます。
また、寝るときも夜更かししないようにいつも通りの時間に寝る様にしましょう。生活リズムを変えないようにすることで頭痛の予防になります。
前日にアルコールを摂りすぎない
週末は飲み会や自宅での飲酒なども多いことでしょう。
飲酒は特に悪いことではありません。
しかし、過度なアルコールを摂取することで、血管拡張作用が強くなります。
さらにおつまみとして、よく食べられるスナック菓子やチーズ、チョコレート、ウインナーやサラミなどは頭痛を引き起こしやすくする成分が含まれています。
お酒を飲む際は飲みすぎないよう気をつけましょう。
マグネシウムやビタミンB2を含む食品をとる
食べ物の中には頭痛を予防する効果があるものもあります。
マグネシウム
マグネシウムには脳の血管の拡張や収縮を抑える作用があり、片頭痛を予防する効果があります。マグネシウムをたくさん含んでいる食材には、わかめ、ひじき、スイカ、ごまなどが挙げられます。
ビタミンB2
ビタミンB2には片頭痛を予防する働きがあり、摂取することで頭痛の頻度や疼痛の程度が減少します。
ビタミンB2がたくさん含まれる食材には、レバー、牛乳、ヨーグルト、卵、納豆、うなぎなどが挙げられます。
片頭痛が起きてしまったときの改善方法
痛むところを冷やす
ズキンズキンとして片頭痛が起きってしまった場合は、氷やアイスノンなどで頭を冷やしましょう。
冷却することで拡張した血管を収縮することができ、頭痛を抑えることができます。冷やす場所としてはこめかみなど実際にズキンズキン痛んでいるところを冷やすのが効果的です。
静かな暗いところで休む
片頭痛になると、普段は気にならないような小さな音や光、匂いなどに敏感に反応する様になり、症状も悪化してしまいます。
そのため、偏頭痛を起こしたときは、ひどくならないように暗くて静かな場所で安静にしておくことが大切です。
また、片頭痛は前兆が現れることがあります。
チカチカと目の前でフラッシュのように光ったり、視野の一部が見えにくくなったり(閃輝性暗点)という状態が30分くらい続いた後で、頭痛が起こります。
実はこのタイミングのときに静かな場所で安静にしておくことでひどい頭痛を事前に抑えることができます。
カフェインをとる
コーヒーや紅茶などに含まれているカフェインは血管を収縮させます。
普段カフェインを摂っている人は特に、休日にカフェインが切れることで血管が拡張していまいます。
休日にもカフェインを摂取することで、血管が収縮し、片頭痛を抑えてくれることがあります。
頭痛薬を飲む
頭痛で悩まされている人の大半が頭痛薬や鎮痛薬を常備しているのではないでしょうか?激しい頭痛を抑えるのに即効性があるのが、何より鎮痛薬や頭痛薬になります。
頭痛が起こり始めたタイミングで服用することで激しい痛みを事前に抑えることができます。
しかし、頻繁に頭痛が起こる場合は、薬の飲み過ぎに注意する必要があります。薬を服用し続けることで体が薬に慣れてしまい、より強い薬でないと効果がなくなってしまいます。
さらに、服用し続けることで薬の使用過多による薬剤性の頭痛になってしまう場合もあります。
当院では、頭痛を専門的に診察する頭痛外来があり、頭痛に悩む日を減らせる可能性がある「ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤(CGRP頭痛薬剤)」の治療も受けられます。
頭痛に悩んでいる方、お一人おひとりの症状や生活に向き合い、適切だと考える治療をご提案しますので、頭痛外来のある福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」までお問い合わせください。

こんにちは。しろうず脳神経外科です。
このたび10月17日で開院してちょうど1年を迎えることができました。
開院以来、私を含めスタッフともども丁寧に話を聞くことで、少しでも心配や不安を取り除くことができたらという気持ちで診療を続けてまいりました。その思いが診療を通して少しでも感じていただけたら幸いです。
まだまだ不慣れなことも多く、行き届かない点も多々あると思いますが、もしお気づきの点などがありましたら気軽にお声掛けください。
最後に、このように1周年を迎えることができたのも、ひとえにこの1年間院長としては不慣れな私をサポートしてくださったスタッフの方々のおかげです。心より感謝申し上げます。
これからも皆様の健康を守るため、スタッフ一同さらなる努力を重ねていく所存です。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
![]()
こんにちは、毎日頭痛外来をしています福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
自分の血圧がどの程度かみなさんは知っていますか?全然知らないという方も多いと思います。
今回は高血圧について述べていきたいと思います。

高血圧は、収縮期血圧(最大血圧)140mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)90mmHg以上の場合をいいます。家庭血圧では135/85mmHg以上が高血圧とされます。
初期の高血圧には自覚症状がほとんどありません。そのため、高血圧に気づかない場合もあります。
また、高血圧を指摘されても自覚症状がないことから、食事制限をしたり運動をしたりといった生活改善を始める必要性に気付きづらく、高血圧を指摘されてから医療機関に相談するまで、3年以上かかっていることが多いです。
日本には高血圧の人が約4300万人もいると言われています。
しかし、厚生労働省の調査によると、高血圧で治療を受けている人はたったの1000万人程度です。
つまり、高血圧になっている人の4人に3人もの人が、高血圧に対する治療をしていないということです。
このように知らない間に高血圧になっており、進行して命に関わる合併症を引き起こすことから、別名「サイレント・キラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれます。

高血圧の合併症
動脈硬化
血管は全身に張り巡らされています。血液は心臓から血管を通じて体の隅々まで酸素や栄養を送り、脳などの臓器が十分に機能できているように支えています。
しかし、高血圧を放置していると、動脈の血管の柔軟性が失われて動脈硬化が起こります。
動脈硬化が進行すると血管の中がプラーク(コレステロールのかたまり)によって狭くなり、血液の流れが悪くなるため、さまざまな臓器に障害を引き起こします。
高血圧で起こりやすい脳の病気
脳血管の動脈硬化が進行すると、血栓(硬化した血管の一部が破けてできた血の塊)ができやすくなったり、血管に圧力がかかりやすくなるため、脳血管障害(脳卒中)が起こることがあります。
脳卒中は主に、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3種類に分けられます。
いずれの場合にも、初期対応が大切となります。また、後遺症として遺る場合が多く、脳卒中を引き起こさないためにも高血圧の治療が大切となります。当院でも高血圧や生活習慣病の治療を行っております。お気軽にご相談ください。
脳梗塞
日本で最も多い脳卒中であり、脳卒中の約60%が脳梗塞と言われています。
血栓によって部分的に血液が流れなくなるため、脳に酸素や栄養が行き届かず、その先の組織が壊死することで麻痺やしびれ、失語や視野障害などの症状が現れます。
脳出血
2番目に多い脳卒中となります。全体の約3割を占めます。
脳の細い血管に圧力がかかり、血管が破裂するので、今までに感じたことがない程の激しい頭痛が現れます。しかし、高齢者では脳内の圧力が上がらず、頭痛が少ないこともあります。
くも膜下出血
くも膜下腔という脳の表面で出血することが原因です。スポーツやケンカ、交通事故などで頭を強くぶつけるような場合にも生じますが、高血圧と関連したくも膜下出血は動脈瘤の破裂によるものが多いです。
ほとんどは先天性に動脈瘤を持っていることが原因であり、高血圧がきっかけで破裂します。良く起きる年齢は40〜65歳の働き盛りの年齢であり、この年齢の高血圧が油断できない理由もここにあります。
動脈瘤があるだけでは自覚症状はありません。自分に動脈瘤がないかMRIで調べましょう。
当院では予約なしで当日MRI検査が可能です。
もし、動脈瘤がある場合にはしっかりと説明を行い、適切な治療方針を提示します。
高血圧で起こりやすい心臓の病気
心肥大
高血圧になると、血管が硬くなってきます。全身に血液を送り出す心臓はその圧に対抗して血液を送ろうとするため、次第に筋肉がつきます。これが心肥大という状態です。心肥大になると、心不全や狭心症、心筋梗塞などの合併症の頻度が増加します。
心不全
心臓の働きが低下して血液の循環がうまくいかなくなり、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態のことです。また、血流を保つため、血液を溜め込む(うっ滯)が起こるようになります。その結果、足や顔などのむくみ、動く時の息切れ、動悸などの症状が現れます。
狭心症(心筋梗塞)
心臓の動脈が狭くなって心臓に十分な血液を送れなくなることで、急に胸が締め付けられるような痛みが現れます。血管が完全に詰まるわけではないので症状は一時的です。この状態を狭心症と言います。この心臓の動脈が完全に詰まると、心筋(心臓の筋肉)が壊死して心筋梗塞となります。全身に血液を送るポンプ機能が低下するため、我慢できないほどの胸の痛み、ショック状態(血圧低下)、動悸・冷や汗などが現れ、重篤な不整脈になって心停止することや、時には心破裂を起こすこともあります。
高血圧で起こりやすいその他の病気
腎臓の病気
腎臓は血液をろ過して、体内の老廃物や余分な水分を尿として排出するという働きを円滑に行うために血圧を一定に保っています。しかし、高血圧による動脈硬化が進行して動脈の血流が低下すると腎臓機能も低下するため、余分な水分や塩分を適切に排泄できなくなります。体内の液量が増加すれば、その分心臓の負担が増えるので血圧が上がるという悪循環につながります。
腎臓の血管が動脈硬化を起こして、腎機能が低下した状態を腎硬化症といいます。豊富な血流が必要となる糸球体(毛細血管の塊)で血液の流れが悪くなると、次第に糸球体が硬化していくため、老廃物のろ過が行えなくなり、慢性腎不全に至ります。
閉塞性動脈硬化症
動脈硬化により足の血管が細くなったり、詰まったりすることで十分な血流が保てなくなり、引き起こされる病気です。歩行時の足のしびれや痛み、冷感を感じたり、休み休みじゃないと歩けなくなります(間欠性跛行)。進行すると安静にしている時にも症状が現れ、閉塞した部分の血管を人工血管にするなど治療しないと、最悪の場合足の切断が必要となることもあります。
今回は高血圧について詳しくみていきました。
高血圧は自覚症状がないため、どうしても後回しにしてしまいがちです。
しかし、動脈硬化は進行してしまうと治療で改善させることはできません。健診で指摘されている方はぜひ当院へ一度ご相談ください。

こんにちは、毎日頭痛外来をしています福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
頭痛があるとき、眠気も一緒に感じることがあると思います。
今回は片頭痛と眠気の関係性についてみていきましょう。
片頭痛と眠気は関係ある?
片頭痛が起こると、高確率で日中の眠気が起こります。
また、片頭痛を引き起こす原因の1つに睡眠不足や睡眠過多があります。一方で、片頭痛の患者さんにおいては睡眠時間を十分に確保することで、片頭痛が改善できることもわかっています。
片頭痛が起こると、以下の睡眠に関連する病気や症状が伴っているおそれがあります。
気になる症状のある方は、かかりつけ医へ相談するか、医療機関を受診しましょう。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時の気道が狭くなることによって、無呼吸もしくは低呼吸、いびきがみられ、日中の眠気や疲労感などを生じる病気です。(睡眠時無呼吸症候群についてはこちら)

早朝に頭痛の症状を有する片頭痛患者さんを対象にした研究によると、片頭痛患者さん8例のうち7例が閉塞性睡眠時無呼吸症候群の診断を満たしていたという報告があります。
睡眠時遊行症とは、睡眠中に自覚症状がない状態で無意識に歩き回る現象です。
子どもに多くみられますが大人になっても続く場合があります。ノンレム睡眠から不完全に覚醒した際に起こるとされており、睡眠中の行動によって危険が生じる場合は寝室の環境を整えるなどの対策が必要です。
片頭痛の中でも前兆のある片頭痛の場合に、睡眠時遊行症の既往歴が高かったとされています。
生活リズムの乱れや睡眠時間の不足が起こらないように生活リズムを整え、睡眠時間を十分に確保することが大切です。
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)とは、夕方から真夜中にかけて、足を中心に痛みやかゆみなどが生じる病気です。足を動かすと一時的に違和感が消えるものの、静止しているとむず痒さが再び生じる場合があります。

レストレスレッグス症候群になると、眠気がきても眠りにつくことができません。
眠れても浅い眠りとなるため、寝不足を引き起こして日中における眠気の原因となる可能性があります。
ナルコレプシーとは、日中に耐えられないほどの眠気を感じたり、歩行中や食事中など、眠る状況ではない場面で眠気が繰り返し起こったりする睡眠障害です。
眠気以外には、幻覚や脱力感、睡眠麻痺(身体を動かせず声を出せない状態が数秒~数分続く)などが起こります。

ナルコレプシーと一次性頭痛の有病率を調べた研究によると、ナルコレプシーの患者さんにおいて片頭痛が確認されています。
ナルコレプシーの対策としては、夜に十分な睡眠をとるよう心がけ、睡眠の質を低下させるアルコール・カフェイン・ニコチンなどの摂取を控えましょう。日中の眠気で学業や仕事に支障がある場合は睡眠障害を専門的に診療する医療機関を受診することも大切です。
特発性過眠症は、日中の耐え難い眠気と居眠りがみられる状態です。夜間の長時間の睡眠をともなうケースとそうでない場合があり、目覚めのすっきり感がないのが特徴です。ナルコレプシーのように幻覚や睡眠麻痺などがみられる頻度は少なく、朝起きられない、失神などを伴うことも少なくありません。
特発性過眠症と一次性頭痛の有病率を調べた研究によると、特発性過眠症の患者さんにおいて片頭痛の有病率が高いことが報告されています。
特発性過眠症は自然に改善する場合もありますが、日常生活への影響がある場合は適切な治療を受けることが必要です。
片頭痛は、さまざまな睡眠障害と併発する場合があります。睡眠障害と片頭痛の間には、視床下部の関与が示唆されています。
また、片頭痛の発症には視床下部の活性化が三叉神経を刺激し、片頭痛を引き起こすと考えられています
この三叉神経の過剰な活性化を抑え、片頭痛の発症を予防する治療薬が「ヒト化抗 CGRP モノクローナル抗体製剤(「CGRP」頭痛薬剤)」です。
ヒト化抗 CGRP モノクローナル抗体製剤(「CGRP」頭痛薬剤)」は、眠気がくるといった副作用はほとんどありません。薬の影響で日中睡魔におそわれる可能性は低い薬です。
睡眠障害と片頭痛の改善を図るためには、睡眠の質を高めるための入眠環境の調整や、睡眠障害や片頭痛を治療する必要があります。
上記のような症状でお悩みの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。
![]()
こんにちは、毎日頭痛外来をしています福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
みなさんは片頭痛の治療薬があることをご存知でしょうか?
トリプタンは片頭痛の発作時に使用する急性期治療薬(痛み止め)です。
脳血管の収縮効果や血管周囲の三叉神経による抗炎症効果などによって、片頭痛時の痛みを軽減する薬です。
片頭痛は、一度収縮した脳の血管が逆に過剰に拡張することで起こると考えられています。

日本ではトリプタン製剤は5種類あります。これらの特徴について説明していきます。
トリプタン製剤の効果は人によって異なりますので、適した片頭痛薬を見つけるために複数の種類を試すことが少なくありません。
また、片頭痛薬には様々な特性(効果、効き始める時間、持続時間、副作用など)があり、それぞれの相性も異なります。
では、あなたの偏頭痛に最適なトリプタン製剤はどれでしょうか?

あなたに合った適切なトリプタン製剤を見つけるために「頭痛専門外来」への受診をお勧めいたします。
トリプタン系薬の一般的な商品とその特徴
イミグラン(スマトリプタン)
頭痛や片頭痛でお悩みの方々にとって、頼もしい存在となっているのが「イミグラン」です。
イミグランは、効果的な成分であるスマトリプタンを含む薬剤で、頭痛や片頭痛の症状を和らげるのに役立ちます。
イミグランに含まれる有効成分であるスマトリプタンは、神経細胞が過剰に興奮することで引き起こされる頭痛や片頭痛を抑制する作用があります。スマトリプタンは、血管を収縮させることで血管内の圧力を下げ、頭痛を軽減する効果が期待できます。
イミグランには、様々な剤形があり、使用する目的や症状に合わせて選択することができます。例えば、錠剤や点鼻液、そして自己注射製剤である「イミグランキット皮下注」などがあります。自分に合った剤形を選ぶことで、より効果的に症状を緩和することが可能です。
ゾーミッグ(ゾルミトリプタン)
口腔内崩壊錠(RM錠)としても知られるゾーミックは、ゾルミトリプタン製剤と言われます。
片頭痛の治療に広く使用されており、その速効性と効果で知られています。
この製剤は、水なしで簡単に服用できるなど、様々なメリットがあります。口腔内で溶けることで吸収され、薬効成分を素早く体内に取り込むことができます。この製剤は、痛みの早期緩和に効果的です。
レルパックス(エレトリプタン)
エレトリプタン製剤は、作用持続時間が比較的長く、発作時間が長い片頭痛の再発防止などに効果があります。発作が長く続く場合や再発が多い場合に、エレトリプタン製剤を使用することで、症状の緩和や再発を抑制することが期待できます。
マクサルト(リザトリプタン)
マクサルトは、片頭痛や偏頭痛の治療に使用されるリザトリプタン製剤の一つです。リザトリプタンは、セロトニン受容体作動薬として知られ、血管を収縮させることで片頭痛の痛みを和らげる効果があります。
そのため、片頭痛発作時には症状の早期緩和や予防に効果的です。
通常の錠剤とは異なり、水なしで摂取することができるため、外出先や旅行中などで手軽に服用することが可能です。
アマージ(ナラトリプタン)
ナラトリプタンは片頭痛の治療薬として広く使用されています。
その中でもアマージは他の製剤に比べて作用持続時間が長く、発作時間が長い片頭痛の再発防止などに効果が期待されています。
通常、片頭痛の初期症状が現れた際に服用することで、効果的に症状を緩和できます。
トリプタン系薬の主な副作用や注意点
精神神経系症状
眠気やめまいが発生することがあります。
てんかんや痙攣のリスクが高い患者には特にご注意ください。
トリプタン系の薬物は、「てんかん様発作」が報告されているため、慎重にご使用ください。
授乳中の婦人への注意
授乳期間中に服用した場合は、いったん搾乳し、服用後から24時間経過してから授乳を再開する。
トリプタン系薬から他のトリプタン系薬への変更時の注意
血管収縮や血圧上昇作用などが過度に増強される場合があるので使用の間隔をあける
原則として、それぞれ24時間以上の間隔をあけて使用する。
トリプタン系薬の比較
| スマトリプタン | エレトリプタン | ゾルミトリプタン | ナラトリプタン | リザトリプタン | |||
| 商品名 | イミグランⓇ50mg | イミグラン点鼻20mg | イミグラン皮下注
キット3mg |
レルパックスⓇ
20mg |
ゾーミッグⓇ
2.5mg |
アマージⓇ
2.5mg |
マクサルトⓇ
10mg |
| 最高血中濃度
到達時間 |
1.8時間 | 1.3時間 | 0.18時間 | 1時間 | 1.5時間 | 2.68時間 | 0.96時間 |
| 消失半減期 | 約2時間 | 約1.9時間 | 約3.2時間 | 2.5-3時間 | 約5時間 | 約1.6時間 | |
| 追加投与間隔 | 2時間 | 2時間 | 1時間 | 2時間 | 2時間 | 4時間 | 2時間 |
| 増量の可否 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | × | × |
| 1日最大量 | 200㎎(4錠) | 40㎎ | 6㎎ | 40㎎(2錠) | 10㎎(4錠) | 5㎎(2錠) | 20㎎(2錠) |
| 特徴 | 速く効く
子どもでも投与可能 |
嘔気時に投与可能 | 群発頭痛に効く | 速く長く効く
再発防止の効果 |
水なしで服用できる
増量可能 |
ゆっくり長く効く
生理関連片頭痛に使用 再発防止の効果 |
速く強く効く
水なしで服用できる |
当院は毎日頭痛外来を行っております。当日のMRI検査も可能ですので、迷われた際はお気軽にご相談ください。
![]()
こんにちは、毎日頭痛外来をしています福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
子どもが頭の痛みを訴えてきたときどうされていますか?
子どもは自分の言葉でうまく表現ができないため、正しい診断や十分な治療を受けられないことも多いです。
片頭痛は大人の病気と考えられがちですが、小児・思春期で最も多い慢性疾患の一つで、日本の小学生の3.5%、中学生の5.0%、高校生の15.6%に認められたというデータもあります。
今回は、子どもの片頭痛について詳しく紹介いたします。
子どもの片頭痛の特徴は?
頭の両側の特におでこのあたりが痛くなる
片頭痛というと、頭の片側のこめかみあたりが痛くなるのが典型的です。しかし、子どもの場合は両側であり、特におでこのあたり(前頭部)が痛くなります。
大人と比べて痛みの持続時間が短い
大人の片頭痛の持続時間は4~72時間と言われていますが、子どもの片頭痛の持続時間は1~72時間です。そのため、さっきまで頭痛で横になっていたと思ったら、ケロッとして遊んでいることも多々あります。
顔面蒼白、嘔吐、腹部症状などの頭痛以外の症状が目立つ
顔色が悪くなって座り込んだり、吐き気や嘔吐を伴ったり、腹痛を訴えることがあります。そのため、片頭痛とは気づかれないこともあります。
片頭痛は遺伝性の強い疾患で、特に母親の遺伝を受け継ぎやすい
片頭痛には遺伝的な要素があり、家族歴のある人により多く発生する傾向があります。特に母親が片頭痛の場合、子どもが片頭痛になる確率は高くなります。
(母親が片頭痛の場合、娘の約70%、息子の約30%に片頭痛が生じる)
子どもの片頭痛の治療は?
痛み止め(アセトアミノフェンやイブプロフェン)を試す
子どもの片頭痛は持続時間が短いため、1時間くらいで治ってしまいます。しかし、1時間以上続いてしまう子もいるため、その際には鎮痛薬の使用が勧められます。子ども安全に使用できるのはアセトアミノフェンとイブプロフェンです。
暗い静かな部屋で横になる
片頭痛が起こると安静が一番です。無理に動いたりすると頭痛が悪化します。片頭痛がみられる際には、部屋を暗くして休ませてあげましょう。
片頭痛は入浴で悪化することが多いので、頭痛がみられる際は入浴を控えましょう。
片頭痛専用の薬(トリプタン)を飲む
片頭痛治療薬であるスマトリプタン点鼻やリザトリプタン内服で効果が得られる場合があります。
頭痛を予防する薬を飲む
頭痛の回数が多く、不登校など日常生活に悪影響を及ぼしている場合には予防薬を普段から内服することもあります。しかし、片頭痛専用の予防薬はないため、他の用途で使われている薬を使用します。
子どもの片頭痛の予防には?
片頭痛の場合でも、緊張型頭痛の場合でも、子どもにまず勧められるのは薬に頼らない治療です。
そのためには生活習慣を見直さないといけません。
・早寝早起きをする
・睡眠時間を1時間多くする
・生活を見直し、おけいこ事などを整理して生活をシンプルにする
・食べものや光などの頭痛のきっかけを除く
上記のような対策をとっても頭痛が頻繁に起こることはあります。
当院は毎日頭痛外来を行っております。当日のMRI検査も可能ですので、迷われた際はお気軽にご相談ください。
![]()
こんにちは、頭痛外来のある福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
閃輝暗点という言葉は聞いたことはありますか?
急に目の前がキラキラとしたらびっくりしますよね。どうしたらいいのかわからず焦る方も多いのではないでしょうか。

閃輝暗点は脳血管の収縮、拡張によって生じます。視覚野と呼ばれる視覚を司る血管の血流が、一時的に悪化して解消した際に、視覚異常として症状が現れます。
症状としては、突然視野の真ん中あたりにキラキラした点が現れ、ギザギザした光の波が広がっていきます。10〜20分くらいでギザギザがなくなることが多いとされています。
その症状は目を閉じたら治るわけではなく、目を閉じても見えます。その症状が治まると片頭痛が起こることが多く、頭が重いという程度から嘔吐を起こすほどひどい頭痛が起こることもあります。
閃輝暗点がよく知られている原因として、片頭痛の前兆があります。この場合の閃輝暗点は通常10〜20分くらいで回復します。その後片頭痛がみられるという形になります。なので、閃輝暗点がそれ以上持続する場合は、他の原因を疑っていかなければなりません。
閃輝暗点が起こった時は、どのような症状かによって何科を受診するべきかが異なります。
頭痛がない場合
症状が短く一時的な場合は、特に治療の必要はありません。そのため、すぐに受診が必要となるということはありません。しかし、何度も繰り返し起こる、なかなか治らないというときは眼科を受診しましょう。
頭痛を伴う場合
頭痛を伴う場合はもちろん、その他の症状(手足のしびれ等)が出た場合は脳神経内科・脳神経外科がある病院を受診しましょう。
閃輝暗点が何らかの前駆症状として発生している可能性があります。
MRI検査等でその原因を突き止め、治療しないことには閃輝暗点の症状も改善しません。
頭痛を伴わない閃輝暗点は、まれに脳梗塞、脳腫瘍、一過性脳虚血性発作などの重篤な疾患の場合があります。
症状の持続時間が長かったり、極端に短い場合や、暗点がはっきりとしている場合、発症の頻度が増える場合には注意が必要です。
すぐに脳神経外科・脳神経内科での精査を行う必要があります。
当院は予約不要でMRI検査を受けることが可能です。お悩みの際はお気軽に当院までご連絡ください。
脳梗塞
閃輝暗点は後頭葉という視野を担当する脳の一部が障害されることで起こります。そのため後頭葉で脳梗塞が起きた場合は、同様に閃輝暗点がみられます。その際、通常の片頭痛の前兆と違い、症状の持続時間が長かったり、視野が欠ける・暗点がはっきりしているなどの症状が出ます。
脳腫瘍
後頭葉に腫瘍がある場合、閃輝暗点が生じることがあります。腫瘍はなくなることがないため、閃輝暗点が繰り返し起こる場合などは、すぐに病院で精密検査を受けましょう。
一過性脳虚血発作
脳梗塞の前兆として生じる一過性脳虚血発作でも同様のことが言えます。一時的に虚血になることで閃輝暗点が生じるため、一過性脳虚血発作でも閃輝暗点が生じます。閃輝暗点以外にも運動麻痺や感覚障害が生じることがあるため、いつもと違うと感じる際は、すぐに病院を受診しましょう。
閃輝暗点が起きた時の対処はまずは安静にすることです。
その後に頭痛や吐き気が起こると予想される時は、鎮痛薬や制吐剤を服用するとよいでしょう。
片頭痛を和らげる方法
・痛む部分を氷等で冷やす
・カフェインを摂取する(飲みすぎに注意)
片頭痛を起こさないように心がけることも重要です。
規則正しい生活とバランスがとれた食生活に気をつけ、ストレスや疲労をなるべく避けるようにしましょう。
頭痛がない閃輝暗点は、一時的に治まる為、ついつい放置してしまいます。
しかし、何らかの原因が潜んでいる可能性も考えられます。
頭痛がない場合でも、まずは医師に相談し、治療を行いましょう。
何科に相談しようか迷った際は、眼科もしくは脳神経外科・脳神経内科の受診がおすすめです。
当院は毎日頭痛外来を行っております。当日のMRI検査も可能ですので、迷われた際はお気軽にご相談ください。
![]()
こんにちは、頭痛外来のある福岡県糟屋郡新宮町の「しろうず脳神経外科」です。
天気が悪くなる前や月経前、精神的ストレスによって頭痛が起こることがありませんか?
薬を飲んでもよくならないとき、薬を飲める状態でない時に頭痛に対してどうしていいかわからないことも多いと思います。
今回は、片頭痛に対する薬を飲まないでできる対処法を紹介します。
刺激を避けて静かな暗い部屋で横になる
片頭痛は何より動くことで痛みが増強します。また、物音や光、臭いが刺激となって疼痛が強くなるため、静かな光が入らない部屋で横になりましょう。
可能であればしばらく寝ると尚効果的です。
氷のうや濡れタオルで冷やす
こめかみの血管がズキンズキンと脈打っているときは、そこに氷枕や氷のう、熱吸収シート、濡れタオルなどを当てて、冷やすことで楽になることがあります。

アメなど甘いものを食べる
片頭痛は低血糖によって引き起こされやすいので、頭痛を感じたら甘いものを口にすると楽にある場合があります。しかし、食べ過ぎると高血糖となるので注意が必要です。
周期性がある場合は、体調の変化を最低限にする
月経周期が関係したり、週末になると必ず起こったり、夏場になると片頭痛が起こるという方が結構います。
起こりそうな時期が予測可能な場合は、その時期の激しいスポーツやアルコール摂取などを避け、お風呂なども身体を温めすぎないよう軽く済ませ、休日でも寝だめをせずにできるだけ体内時計のリズムを狂わせないよう心がけましょう。
早朝であれば朝食後の軽い散歩なども体調の維持にお勧めです。
身体の内外の急激な温度差(クーラーの効かせすぎや炎天下の外出など)は間違いなく片頭痛を悪くする要因となります。晴天時の外出には帽子とサングラスを着用することをお勧めします。
片頭痛の症状を和らげ、生活の質の向上をめざせる治療法として「ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤(「CGRP」頭痛薬剤)」を使った治療があります。
日々の頭痛に悩む方、天気痛や生理痛が辛い方、頭痛に悩まされない快適な日常を送りたいという方は、新宮町の頭痛外来のある「しろうず脳神経外科」にご相談ください。
頭痛の原因についての診断や治療をしています。受診当日にMRI検査が可能であり、検査によって重大な病気を発見しやすく、近隣病院とも連携しやすい環境です。
また各種薬剤により強い頭痛や慢性的な頭痛にも対応しています。
頭痛が起こったときには、我慢せずに当院までお気軽にご相談ください。